第18回 全国公募書道展「放哉を書く」展覧会
鳥取市出身の俳人、尾崎放哉の句を題材にした第18回全国公募書道展「放哉を書く」(放哉の会、新日本海新聞社主催)が11月1日〜3日まで鳥取市内3会場で開かれる。一般、高校、色紙の3部門の入選・入賞作品、審査員・招待作家の作品約210点が展示される。表彰式は、2日午前10時から。入場無料。
開催日 令和7年11月1日(土)〜3日(日)
午前9時〜午後5時まで(※最終日は午後3時まで)
会場:とりぎん文化会館、ギャラリー集、宝林堂
開催日 令和7年11月1日(土)〜3日(日)
午前9時〜午後5時まで(※最終日は午後3時まで)
会場:とりぎん文化会館、ギャラリー集、宝林堂
入賞者決まる
尾崎 放哉 1885〜1926年鳥取市生まれ。第一高等学校時代から俳句作りに没頭し、自由律俳句で現代人を魅了。研ぎ澄まされた言葉が、多くの人の共感を得ている。
世界観触れる筆致 鳥取市内3会場、203点展示
放哉句の魅力が詰まった書を鑑賞する来場者=1日、鳥取市のとりぎん文化会館
鳥取市出身の自由律俳人、尾崎放哉(ほうさい)の句を書で表現する全国公募書道展「放哉を書く」(放哉の会、新日本海新聞社主催)が1日、同市のとりぎん文化会館など市内3会場で始まった。入選作品など203点が並び、愛好家らが定型にとらわれない放哉の世界観に触れている。3日まで。
18回目となる今年は一般、高校、色紙の各部に計231点の応募があり、招待作品や入選作品を同館とギャラリー集、宝林堂ギャラリーに展示している。
一般の部で最高賞となる放哉大賞・鳥取県知事賞に選ばれた琴浦町の山田美鈴さん(61)の「うす化粧して凍てた道をいそぐ」は、縦書きの流れの中に緩いカーブを取り入れて立体感を強調。高校の部で大賞に輝いた鳥取城北高3年の田中萌衣さん(18)の「星がふるやうな山の道」は、力強い字体で堂々と表現した。
放哉の会の柴山抱海会長(83)は「高校生は力作ぞろい。大人もどんどん新しい手法を取り入れており、多くの人に見てほしい」と講評した。
表彰式は2日午前10時から、放哉生誕140年を記念した講演は同日午後1時半からとりぎん文化会館で開かれる。(北野保司)
作品クリックすると拡大してご覧いただけます。
「放哉を書く」入賞者一覧
【一般の部】
▽放哉大賞・鳥取県知事賞=山田美鈴(東伯郡)▽放哉準大賞・鳥取市長賞=阿部秀信(愛媛県)
▽新日本海新聞社社長賞=岩田輝代(鳥取市)
▽鳥取県議会議長賞=徳中笛葉(鳥取市)
▽鳥取市議会議長賞=入江佑香(奈良県)
▽美術の杜出版社長賞=河田桂山(鳥取市)
▽美術の杜出版社賞=森木夢羽(鳥取市)
▽宝林堂社長賞=白井佳象(京都府)
▽放哉賞=和田笙月(鳥取市)奥川麗流(宮城県)
▽新日本海新聞社賞=奈羅尾領華(八頭町)森上 百合(東伯郡)
▽秀作=岡本汀華(鳥取市)腰原佳惠(千葉県)奥川麗流(宮城県)岡村 抱寿(鳥取市)
▽佳作=林初葉(香川県)冨本e瑩(千葉県)石田 寛亭(倉吉市)
【高校の部】
▽放哉大賞・鳥取県知事賞=田中萌衣(鳥取城北)▽放哉準大賞・鳥取市長賞=足利彩花(鳥取東)
▽新日本海新聞社社長賞=藤下憂翔(沼津西)
▽鳥取県議会議長賞=寺谷柚月(鳥取城北)
▽鳥取県教育長賞=小林夕凛(鳥取城北)
▽鳥取市議会議長賞=五利江心都(八頭)
▽鳥取市教育長賞=田中結芽(鳥取城北)
▽放哉賞=岡詩織(鳥取城北)栃山瑞葵(沼津西)
▽新日本海新聞社賞=田中碧(鳥取城北)徳田華子(鳥取城北)
▽秀作=林心愛(鳥取城北)松本樹利(鳥取城北)
▽佳作=北尾 菜々花(鳥取東)遠藤 愛子(沼津西)
【色紙の部】
▽新日本海新聞社社長賞=武田 響光(米子市)▽放哉賞=谷岡子謡(鳥取市)
▽新日本海新聞社賞=佐藤一則(埼玉県)
▽秀作=伊井大鶴(東京都)
▽佳作=松本弓濱(境港市)下垣鳥久(島根県)
■お問い合わせ
放哉の会事務局・石丸
電話090(9062)5559
放哉の会事務局・石丸
電話090(9062)5559
















