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受賞作品 感想文部門
「やさしいサルくんへ」
西中 涼乃
琴浦町立成美小学校 2年 「サルくんとブタさん」汐文社 |
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サルくんは、ブタさんにいろいろな音を教えてあげたね。それは、サルくんの心の中にブタさんをえ顔でいっぱいにしてあげたいという気もちがあるからだと思うよ。ブタさんは、サルくんが大すきだね。私もサルくんのやさしいところをたくさん見つけたよ。せかいには数えきれないほどの音があるね。それらの音を、サルくんは、体でひょうげんして、つたえようとしたんだね。なみの音、花火の音、クラッカーの音、石が川におちる音、ブタさんはどの音がすきだったの。私も、自分の気もちをひょうじょうや、体をつかってひょうげんするよ。大きなふりつけでおどっているところをブタさんにも見てもらいたいな。きっと心がワクワクすると思うよ。
それから、サルくんはブタさんに笛をあげたね。その笛は、サルくんとブタさんをつなぐ心のゆうびんのようだね。そう思ったよ。私にも大切な友だちがいるんだよ。かなしい時、なぐさめてくれたり、元気づけてくれたりしてくれるから心がポカポカあたたかくなるよ。きっと、ブタさんもサルくんといる時はしあわせで大すきな時間だったと思うよ。
さい後に、サルくんが言っていたように、かなしい音もあることを私も知っているよ。みんながなかよく、助け合っていかなければいけないはずなのに、あらそいごとをしたり、なか間はずしをしたりしてしまうんだねわたしはそんな音を聞きたくないよ。みんながしあわせになるためには、いけないことはいけないと教え合って話し合うことが大切だと思うんだ。そして、サルくんのように人のために力になれる友だちがふえるといいな。私もこまっている人がいたらしぜんとこうどうにうつせる人になるからね。サルくん、どこかで見まもっていてね。サルくんと出会って大切なことに気づいたよ。
サルくん、ありがとう。 |
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