トップページ


過去の作品
   ・第21回
 ・第22回
 ・第23回
 ・第24回
 ・第25回
 ・第26回
 ・第27回
 ・第28回
 ・第29回
 ・第30回
 ・第31回
 ・第32回
 ・第33回
 ・第34回
 ・第35回
 ・第36回
 ・第37回
 ・第38回
 ・第39回
 ・第40回
 ・第41回
 ・第42回
 


受賞作品 感想文部門


  入選
「やさしいサルくんへ」

西中 涼乃
琴浦町立成美小学校 2年


「サルくんとブタさん」汐文社


 サルくんは、ブタさんにいろいろな音を教えてあげたね。それは、サルくんの心の中にブタさんをえ顔でいっぱいにしてあげたいという気もちがあるからだと思うよ。ブタさんは、サルくんが大すきだね。私もサルくんのやさしいところをたくさん見つけたよ。せかいには数えきれないほどの音があるね。それらの音を、サルくんは、体でひょうげんして、つたえようとしたんだね。なみの音、花火の音、クラッカーの音、石が川におちる音、ブタさんはどの音がすきだったの。私も、自分の気もちをひょうじょうや、体をつかってひょうげんするよ。大きなふりつけでおどっているところをブタさんにも見てもらいたいな。きっと心がワクワクすると思うよ。

 それから、サルくんはブタさんに笛をあげたね。その笛は、サルくんとブタさんをつなぐ心のゆうびんのようだね。そう思ったよ。私にも大切な友だちがいるんだよ。かなしい時、なぐさめてくれたり、元気づけてくれたりしてくれるから心がポカポカあたたかくなるよ。きっと、ブタさんもサルくんといる時はしあわせで大すきな時間だったと思うよ。

 さい後に、サルくんが言っていたように、かなしい音もあることを私も知っているよ。みんながなかよく、助け合っていかなければいけないはずなのに、あらそいごとをしたり、なか間はずしをしたりしてしまうんだねわたしはそんな音を聞きたくないよ。みんながしあわせになるためには、いけないことはいけないと教え合って話し合うことが大切だと思うんだ。そして、サルくんのように人のために力になれる友だちがふえるといいな。私もこまっている人がいたらしぜんとこうどうにうつせる人になるからね。サルくん、どこかで見まもっていてね。サルくんと出会って大切なことに気づいたよ。

 サルくん、ありがとう。

<< 受賞者のみなさん一覧へ

主   催 鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社
特別協賛 鳥取支社
協   賛 鳥取県教科図書販売株式会社、鳥取県書店商業組合、鳥取県教育文化振興会、金の星社、くもん出版、そうえん社、汐文社、福音館書店、ポプラ社、理論社、光村教育図書

本ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
すべての記事・写真の著作権は新日本海新聞社に帰属します。

トップページへもどる