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受賞作品 感想文部門


  入選
やさしい一年生になる

門脇 諒祈
米子市立福米東小学校1年


「ふしぎなのらネコ」 金の星社


 さきちゃんが、しんぴんのつくえのひきだしに、おべんきょうにつかうものじゃなくて、たからばこを入れたから、びっくりしたよ。ぼくにもじぶんのつくえがあったら、たからばこには、かぞくがにっこりわらってるしゃしんと、おかしを入れようかな。みんながわらっているかおを見ると、なんだかがんばるぞっていうきもちになるからね。

 ななちゃんがひきだしをぐちゃぐちゃにしたとき、せ中をたたいてなかせたのはだめだったね。でも、二かい目はのらネコにいわれたとおり、やさしくちゅういして、たからものも二つわけてあげてえらかったね。ななちゃんは、やったあとおもって、とってもうれしいかおになったんだろうな。ぼくも、そういうふうにいやなことでもやさしくいえるようになりたいな。そうしたら、このまえの大げんかだってしなかったかもしれないね。

 ぼくは、けんかしてはらが立つと、すねてしまうことがあるんだ。そんなとき、あい手にもんくをいわれたり、あやまれっていわれたりしたら、よけいにかたまるよ。でも、だれかにやさしく、「大じょうぶ」ってきいてもらったらすごくうれしくなって、ちゃんとへんじをしようっていうきもちになるんだ。ぼくのことをともだちっておもってくれるんだなって、こころがふわあっとして、ともだちのパワーをもらったみたいにげんきが出てくるかんじだよ。「大じょうぶ」は、いうほうも、いってもらうほうも、きもちがほっとするおまじないみたいなことばだね。こんなことばがもっともっとたくさんいえたら、みんなうれしいきもちになるかな。

 さきちゃんも、ちゃんとおもっていることをことばでつたえたら、なかよしパワーのおまじないがかかったんだね。ぼくも、みんながにっこりできることばをたくさんつかってともだちといつもなかよくやっていきたいな。いっしょに、やさしい一年生になろうね、さきちゃん。


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主   催 鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社
特別協賛 鳥取支社
協   賛 鳥取県教科図書販売株式会社、鳥取県書店商業組合、鳥取県教育文化振興会、あすなろ書房、金の星社、くもん出版、汐文社、農山漁村文化協会、ポプラ社、光村教育図書

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