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受賞作品 感想文部門


  鳥取県議会議長賞
「なんにもせんにんを見つけたい」

牛尾 恵彗さん
鳥取市立神戸小学校2年


『なんにもせんにん』(鈴木出版)


 ぼくは、わかものがあそんで帰ってきてみると、家からなんにもせんにんがとび出しているのが、とてもおもしろかったです。わかものがあそべば、なんにもせんにんの体は大きくなるし、はたらくと小さくなることが分かりました。ぼくがわかものだったら、ちいさいままのせんにんといっしょにあそびたいです。

 このなんにもせんにんは、きっと三センチくらいだとおもいます。ぼくがわかものだったら、せんにんはとても小さいと思います。一センチくらいだと思います。わけは、ぼくは毎日学校に行っているからです。ぼくは学校のかん字テストでいつも百点をとっているし、九九マスターにもなれました。朝のスピーチでは、よく考えて話しています。友だちのゆいかさんには、

「いつも元気でいいね。」

と言われているから、自しんがあります。

 でも、ときどきぼおっとしてしまうので、そのときは五センチくらにせい長するだろうと思います。二センチのせんにんがぼくにとってはちょうどいいので、ぼくは、学校でまたがんばります。

 わかものは、いねかりを手つだってから、はたらくよさを知って、まるでべつ人のようになりました。せんにんが大きくなったり小さくなったりするおかげで、わかものがはたらきものになったのが、おもしろかったです。

 ぼくは、この本を読んで、ぼくの近くにもなんにもせんにんがいるような気がしてきました。ぼくがぼおっとしているときには、せんにんがどんどん大きくなって、ぼくの家からとび出しているのではないかと思うと、はっとします。はんたいに、一歩前にチャレンジしているときは、二センチのせんにんが、よろこんでいる気がします。

 ぼくは、これからもいろいろなことをがんばって、二センチのなんにもせんにんをいつか見つけてみたいです。


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主   催 鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社
特別協賛 鳥取支社
協   賛 鳥取県教科図書販売株式会社、鳥取県書店商業組合、鳥取県教育文化振興会
後援 公益社団法人全国学校図書館協議会、鳥取県、鳥取県議会、鳥取県教育委員会、鳥取市教育委員会、米子市教育委員会、倉吉市教育委員会、境港市教育委員会、岩美町教育委員会、八頭町教育委員会、智頭町教育委員会、若桜町教育委員会、三朝町教育委員会、湯梨浜町教育委員会、琴浦町教育委員会、北栄町教育委員会、日吉津村教育委員会、大山町教育委員会、南部町教育委員会、伯耆町教育委員会、日南町教育委員会、日野町教育委員会、江府町教育委員会、鳥取県町村会、鳥取県町村議会議長会、鳥取県市町村教育委員会研究協議会、鳥取県市町村教育委員会教育長会、鳥取県小学校長会、鳥取県小学校教育研究会、鳥取県国公立幼稚園・こども園長会、鳥取県私立幼稚園・認定こども園協会、鳥取県子ども家庭育み協会、鳥取県図書館協会、鳥取県PTA協議会、鳥取県公民館連合会、鳥取県子ども会育成連絡協議会

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