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受賞作品 感想文部門


  鳥取県議会議長賞
「心の中の友だち」

合田 遥音さん
米子市立加茂小学校2年


『うさぎさんつきからとびだす』(潮出版社)


 「うさぎさんの心の中に、ずっと友だちがいますように。」

 ぼくなら、このおねがいをします。

 月にすんでいるうさぎさんは、みんなのおねがいを星にするおしごとをしています。でも、ずっと一人ぼっちだったから、かなしかったんだと思います。だから、月から地きゅうにたびに出ました。友だちができてしあわせだったけれど、空に星がなくなったのは自分のせいだって気づいたから、友だちとさようならすることをきめました。

 ぼくは、うさぎさんがさようならするときに、すごくかなしかったと思います。ぼくもようちえんのときに同じ気もちになりました。ひっこしをして、なかよしの友だちとおわかれしたからです。おわかれ会で友だちが歌をうたってくれたときに、かなしくてないてしまいました。でも、ぼくとうさぎさんがちがうのは、ぼくにはひっこしをした場しょで新しい友だちがたくさんできたことです。うさぎさんはみんなとおわかれしたら、月で一人ぼっちです。さいしょは、すごくかなしいかなあと、うさぎさんのことをしんぱいしました。でも、ぼくはだいじょうぶだと思います。なぜかというと、友だちといっぱいあそんだ楽しい思い出や、月に帰る手つだいをしてくれたやさしい思い出が、うさぎさんの心にぜんぶのこっているからです。

 うさぎさんが月に帰ったら、友だちからおくりものがとどきました。ぼうえんきょうです。のぞくと、うさぎさんは友だちに会えます。ぼくにはぼうえんきょうはないけれど、前の友だちからの手紙を読むと心があたたかくなります。はなれていても、心と心でお話ができるからです。ぼくの心の中には、ずっと友だちがいます。だから、うさぎさんの心の中にもずっと友だちがいてほしいです。


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主   催 鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社
特別協賛 鳥取支社
協   賛 鳥取県教科図書販売会社、鳥取県書店商業組合、鳥取県教育文化振興会
後   援 (公社)全国学校図書館協議会、鳥取県、鳥取県議会、鳥取県教育委員会、鳥取市教育委員会、米子市教育委員会、倉吉市教育委員会、境港市教育委員会、岩美町教育委員会、八頭町教育委員会、智頭町教育委員会、若桜町教育委員会、三朝町教育委員会、湯梨浜町教育委員会、琴浦町教育委員会、北栄町教育委員会、日吉津村教育委員会、大山町教育委員会、南部町教育委員会、伯耆町教育委員会、日南町教育委員会、日野町教育委員会、江府町教育委員会、鳥取県町村会、鳥取県町村議会議長会、鳥取県市町村教育委員会研究協議会、鳥取県市町村教育委員会教育長会、鳥取県小学校長会、鳥取県小学校教育研究会、鳥取県国公立幼稚園・こども園長会、鳥取県私立幼稚園・認定こども園協会、鳥取県子ども家庭育み協会、鳥取県図書館協会、鳥取県PTA協議会、鳥取県公民館連合会、鳥取県子ども会育成連絡協議会

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