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受賞作品 感想文部門


  新日本海新聞社社主賞
「ニコニコ虫になりたいな」

小椋 日生希さん
倉吉市立関金小学校1年


『きょうは泣き虫』(好学社)


 「きょうはなき虫」というだい名を見たとき、ようちえんのころのわたしのことだとおもいました。

 おはなしに出てきたクワガタは、大きくてかっこいいけれどなんだかいじわる。でも、カブトにすもうでまけてひとりぼっちになってしまいます。

 クワガタが、カブトにすもうでまけたとき

「みんなにいじわるしたからだよ。」

「クワガタが、すもうにまけてよかった。」

とおもいました。だけど、なんだかもやもやチクチクかなしい気もちになってきました。コクワガタが、クワガタをさそってくれたときは、ポカポカほっとやさしい気もちになりました。

 クワガタさん、いいものやすてきなものは、一人じめしたくなるよね。わたしも、かわいいものを見つけたときはひみつにしたいっておもうことがあるよ。でもね、おともだちが、わたしが見つけたものを見て、

「ひなぎさん、それすてきだね。いいね。」

とうれしそうにはなしてくれたから、みんなといっしょにうれしい気もちになったほうがもっとうれしくなるってわかったよ。

 コクワガタさん。コクワガタさんはきっと、みんなでたのしい気もちになりたかったんだよね。みんなですもうをしたら、ぜったいたのしいってわかっていたんだよね。一人ぼっちは、一人ぼっちになった人も一人ぼっちにした人もかなしい気もちになるよね。

 この本をよんで、なき虫はいやなことやかなしいことがあるからなき虫なんじゃなくてうれしかったりこころがポカポカしても、なき虫になっちゃうことがわかりました。

 わたしの中にも、本の中に出てきた虫とおなじ虫がたくさんいます。すこしのやさしい気もちで、みんながニコニコ虫にはんたいにイジワル虫にへんしんしてします。わたしは、わたしもみんなもうれしくなる、ニコニコ虫になりたいです。


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主   催 鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社
特別協賛 鳥取支社
協   賛 鳥取県教科図書販売会社、鳥取県書店商業組合、鳥取県教育文化振興会
後   援 (公社)全国学校図書館協議会、鳥取県、鳥取県議会、鳥取県教育委員会、鳥取市教育委員会、米子市教育委員会、倉吉市教育委員会、境港市教育委員会、岩美町教育委員会、八頭町教育委員会、智頭町教育委員会、若桜町教育委員会、三朝町教育委員会、湯梨浜町教育委員会、琴浦町教育委員会、北栄町教育委員会、日吉津村教育委員会、大山町教育委員会、南部町教育委員会、伯耆町教育委員会、日南町教育委員会、日野町教育委員会、江府町教育委員会、鳥取県町村会、鳥取県町村議会議長会、鳥取県市町村教育委員会研究協議会、鳥取県市町村教育委員会教育長会、鳥取県小学校長会、鳥取県小学校教育研究会、鳥取県国公立幼稚園・こども園長会、鳥取県私立幼稚園・認定こども園協会、鳥取県子ども家庭育み協会、鳥取県図書館協会、鳥取県PTA協議会、鳥取県公民館連合会、鳥取県子ども会育成連絡協議会

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