現在の仕事内容
 主に鳥取県内のニュースを分かりやすく読者へ伝える橋渡し役です。取材先は自治体や学校、裁判所、警察、個人と多岐にわたります。取材内容もイベントや人物紹介、社会問題など幅広く、専門用語など分からない言葉が出てきたら、簡単な表現にして原稿に落とし込みます。写真はインパクトを意識し、効果的に情報発信ができるよう努めています。深夜でも火事があれば現場に向かうなどの瞬発力も求められます。 

新日本海新聞社を就職先に選んだ理由
 大学進学を機に大阪で生活をした経験から、地元の存在が退屈な場所から落ち着く居心地の良い場所に変わり、地域で働きたいと考えるようになりました。当時はテレビ局に興味があって映像を学んでいましたが、仕事にするには難しいと感じていました。そんな時、たまたま弊社の求人を見かけました。内勤に苦手意識があったため、外に出られる記者職は魅力的で、県内一の普及率を誇る知名度から地元にも貢献できそうだと思い、就職先に選びました。

キャリアステップについて(当時に携わっていた仕事の内容や思い出)

1年目 西部本社販売課
 新聞を各家庭に届けて頂いている新聞販売店を複数店担当。1カ月ごとの部数動向を把握し、読者の維持・新規開拓についてお店と一緒になって考えました。店主が亡くなられ、新店主探しや読者情報の旧店から新店への移行、配達なども経験し、店舗経営の難しさを身にしみて感じました。


3年目 大阪本社販売課
 実働部隊として配達を経験。次の配り先まで車で10分以上かかることもあり驚いた一方、鳥取における新聞の盤石な布陣を再認識しました。その後、同業他社への業務委託が決まって販売店と契約を交わし、経営モデルの違いなどを学びました。輪転機稼働の初日を深夜に課員らで見に行ったことは忘れられません。

6年目 鳥取本社報道部運動班
 スポーツ現場に出向き、大会や試合を取材。県内出身のプロや五輪選手を取材することもありました。最初の取材は甲子園球場での第100回全国高校野球選手権大会という大舞台でした。知識ゼロからのスタートでしたが、ルールや戦術が分かると面白くなりました 。写真は多いと1試合で数百枚撮影しました 。

10年目 鳥取本社報道部社会班
 2023年の台風7号で被害があった地区へ取材に行きました。家の前の土砂撤去に取り組む人の作業を止めることに罪悪感がありましたが、気さくに応じてもらい、今でも折を見て伺うと快く迎えてもらえます。新聞やテレビの立場が揺らぐ中、足を運び作った人間関係や記事の価値は揺らがないと信じ、職務に当たっています。

これまでに成長したと実感するところ
 何か困ったときに相談できる人が仕事を通じて増やせた。

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