西部本社 報道部
1.現在の仕事内容記者として取材と記事執筆が主な仕事です。南部町と伯耆町を担当しているので町の取り組みやイベントを取材したり、時には事件事故の現場へ駆けつけたりと、仕事の時間のほとんどを社外で過ごしています。写真を撮ることも仕事なので、花回廊へ見頃の花が咲き誇る美しい景色を撮りに足を運ぶこともあります。
2.入社の動機、新聞社を選んだ理由
大学のゼミでジャーナリズムの勉強をしていたことと、学生時代に地域の人と関わる活動をしていたことから地方新聞社で働きたいと思い、就活を始めました。全国の新聞社を探している中で日本海新聞に出会い、会社見学に申し込んだ際にとても丁寧に対応していただいたことが印象的だったので、内定をいただいたときに入社を決めました。縁もゆかりもない鳥取県でしたが、飛び込んでみてよかったと思っています。
3.今までの仕事で一番印象に残っていること
江府町の火災現場の取材です。煙が立ちこめる火災現場で写真を撮ったり、一夜明けた町内で近所の方から当時の話を聞いたりしました。取材中、共に行動した先輩記者が過去の取材経験を話してくださり、その際の「泣き崩れる人の前でカメラを構えることができなかった」という言葉が胸に残っています。幸いなことに火災でのけが人等はいなかったのですが、取材するのは明るい話題ばかりでないことを突きつけられた2日間でした。
4.仕事をするうえで大切にしていること
人と接するときには、相手の言いたいことを都合のいいように解釈しないよう気を付けています。報道では「おそらく」「多分」といった曖昧な内容は通用しないので、少しでも疑問に思ったことや、不明確な内容は相手に確認するよう心がけています。まだまだ詰めが甘く、記事を書くときに聞きそびれていた内容に気付き、悔やむこともありますが……。事前に過去の記事を読んでおいたり、現場に居合わせた他の記者の方がどのような質問をしているのか聞いたりして、少しでも聞き漏らしを減らせるよう画策しています。
5.仕事で大変なこと、苦労したこと、それをどう乗り越えたか
複数の取材が重なることです。記事を書くのが遅いので、書き切れないまま次の取材が始まってしまうことも多く、どんどん宿題がたまってしまいます。優先順位を付けたり、あらかじめ記事の構成を考えたりすることでなんとか捌いている状況です。できるだけ早く記事を書けるようになることが今の目標です。
6.成長を実感したとき
先輩に褒められたときです。「あの写真はよく撮れていたよ」「記事書くのうまくなったね」と言われたときは、ちゃんとできていることが分かり嬉しかったです。記者は数字で結果が出るような仕事ではないので、なかなか自身の成長を実感する機会は少ないのですが、同期が書いた記事を紙面で見つけると自分も頑張ろうと思えます。
7.オフの過ごし方、私のお気に入り・趣味など
前日に夜更かししてお昼頃に起きることが多いです。仕事で疲れているのか、時には一日中寝たおして休日が終わることも……。元気があるときは小説や漫画を読むか、配信サイトでアニメを見るかして過ごしています。基本的にインドアですが、たまに本屋に行ったり、買い物に行ったりと出かけることもあります。
8.学生のみなさんへひとこと
就活は正直、楽しいことよりもしんどいことの方が多かったです。私の場合は、背伸びすることなく、今の自分の思いを丁寧に伝えることを意識して就活に臨みました。正解がないからこそ、どうすればよいのか迷うことも多々あるかと思います。ぶれない軸を見つけるためにも、まずは自分のやりたいことは何なのか、これまでの経験を振り返りながら時間をかけてゆっくりと考えてみてください。応援しています。