但馬支社 報道課
1.現在の仕事内容役場や警察、消防などからの情報提供や各所への聞き込み、全国的なニュースなどから担当地域でもニュースになりそうなモノを探して取材・記事に落とす。人から話を聞いて文字に起こす仕事。
2.入社の動機、新聞社を選んだ理由
報道職を目指して在阪局や大手紙、ブロック紙、地方紙に限らず手当たり次第受けてきた。 日本海新聞を知ったのもエントリー締切直前でインターン・説明会も不参加、出身地外と説得力はないが、しいて挙げるなら“但馬出身”を唯一認めてもらえたから。特に地方紙はどれだけ「やりたい、私はできます」と言っても、最終的にはその地域とのつながりの強さ(出身や大学で在住など)が何よりも強い評価基準になる。特に私の出身の豊岡市は近隣新聞社から見ると微妙な位置にあるので、どこを受けても「なぜうちに?」と言われることが多かった。その中で日本海新聞の最終面接の待機時間にたまたま渡された新聞が但馬版(地元は発行地域外だが)で気遣いが嬉しかった。たまたまそこで内定を頂けたから。 他紙との違いでいうと、モノクロ紙面が多い中カラー紙面、販売店が通信部業務を兼ねている点から自分が目指していた地域密着報道ができると考えた。また「全社員が記者~」の理念が記者配属の叶わなかった場合、報道職を熱望する自分への慰めになると思ったから。
3.今までの仕事で一番印象に残っていること
笠波トンネル開通や物産館解体検討など、自分が知らない専門知識や前任から長年追ってきている事案などの取材・記事執筆。まずは自身がしっかり理解してないと質問しようにできないので、取材して記事に落とし込むのにも時間がかかった。その分、実際に紙面になった時の達成感は大きく、特に上の2つは初めてデスクに褒められ、記者の一端として認められた気がしたので印象に残っている。
4.仕事をするうえで大切にしていること
確認を怠らないこと。「ペンは剣よりも強し」というように言葉を扱うのは相当な責任が伴う。なのでしつこいくらいに取材中、記事になる前の確認は念入りに行っている。 自分にとっては日々の取材の一つに過ぎなくても相手にとっては違うので、できるだけ相手が伝えたいことや意志をそのまま伝えられるように工夫している。 おごらないこと。取材先の方々誰もがその分野の専門家なので常に学ぶ姿勢は新人の今だけでなく今後も大切にしていきたい。
5.仕事で大変なこと、苦労したこと、それをどう乗り越えたか
入社3週間後の支社主催の少年野球大会や夏の高校野球県大会の取材。いくら野球が好きとは言えルールさえ曖昧な素人だったので、短い時間でスコアの書き方を覚えて、理解して文字で説明できるようにするのは本当に大変だった。スコアを覚えないと始まらないので、仕事終わりに必死に頭に詰め込んだ。 取材は必ずしも良い事案だけではなく冷たい態度を取られることもしばしば、あまり取材相手に入れ込まず適切な関係を保つこと、心を強く持つことを心掛けている。
6.成長を実感したとき
恥ずかしながらまだ成長を感じる、というよりは現状に落ち込むことが多いので特にない。しいて挙げるなら自分が担当する地域に慣れてきて地域の人との信頼関係が築けてきたことで、取材のネタになりそうな事を教えてもらえることが増えてきたこと。どんな出会いでも名刺を渡して「何か変わったこと、面白い事やモノ、人などどんなことでも良いので教えてください」と一種のタネを蒔くようにしているので、それが実ってネタを教えてもらえるようになってきたのが成長かな、と思う。
7.オフの過ごし方、私のお気に入り・趣味など
インドアなので大体家で寝ているか、片道一時間かけて実家に戻り両親と出かけているか、誰かと飲んでいるか。地元の友人は皆京阪神で就職してしまい今住んでいる支社近くにも友人がいないので、長期休暇で帰省してきた友人や片道1時間弱の距離に住む友人とご飯食べたり飲んだりすることが多い。
8.学生のみなさんへひとこと
為せば成る。為さねば成らぬ。目標に向かって一緒に頑張りましょう。