新聞と読者をつなぐ配達網維持と、新聞の魅力を読者につなげる、この2つの『つなぐ』が私の仕事です。具体的には、新聞販売店のサポート業務です。販売店の状況を聞き取り、問題の解決に導きます。話し合いの過程で、気持ちをぶつけ合うこともあります。目標は日本海新聞のファンをひとりでも多く増やすこと。企画を立案し「どこかで日本海新聞ファンがひとり増えたかもしれない」。そう考えるとなんだか楽しくなりませんか？ 

　新日本海新聞社を約２０年間勤務して退職した経緯があります。自分で選んだ道ですが、会社の前を通るたび、新聞読むたびに「もしも仕事を続けていたら」の思いが浮かんでいました。人生の「もしも」はほとんどがかないませんが、元上司からの誘いがあり「自分を育ててもらった会社に貢献するチャンス」と、心が大きく動きました。かつてできなかったこと、離れて分かったこと、今だからこそできること。やりたいことがあふれてきます。

　自分本位の意識から「会社の中の自分」に意識がシフトしました。