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受賞作品 感想文部門


  鳥取県議会議長賞
気もちをつたえる言ば

本田 祥太郎
倉吉市立社小学校2年


「いつもいっしょに」金の星社


 この本には、いろいろな気もちがたくさんつまっているよ。読みながら、ぼくは学校のしゅうかくさいの時にはっぴょうした、「気もち」というしを思い出していたんだ。

「さみしい気もちは、ほそぼそしている」

「やさしい気もちは、ふわふわしている」

「こわい気もちは、ぶるぶるしている」

「うれしい気もちは、ピョンピョンはねる」

 本のくまくんとうさぎさんの絵を見ていても、気もちは心と体のうごき、顔のひょうじょうにつながっていることがわかったよ。

 でも、ぼくにはずっとふしぎに思うことがあったんだ。どうしてうさぎさんは、何もしゃべらないのかな?はずかしいのかな?それとも、話すことができないのかな?

 二人はいつもいっしょで楽しそうなのに、うさぎさんはだまっていたから、くまくんはしんぱいでねむれなくなって、「どうしてだまっているの?ぼくのこと、すき?きらい?」って大きな声を出したんだ。どんなになかよしでも、だまっていたら、本とうの気もちはあい手につたわらないんだね。それじゃつまらないし、心がさみしくなってくるね。くまくんの気もちがわかったから、ぼくまで「何とか言ってよー」とさけびたくなったよ。

 もし、ぼくがうさぎさんだったら、くまくんに「ありがとう」と、何回でも言ってあげたいな。気もちがすっきりして、もっとなかよしになれそうな気がするよ。はんたいに、「ありがとう」って言ってもらえたら、とてもうれしくて、もっとやさしくしてあげたくなるよ。言ばでつたえるって大切なんだね。

 言ばには、いろいろなのう力がある。人をよろこばせたり、ホッとさせたりする。でもおこらせたり、かなしませることもある。

 これからは「ありがとう」のように、二人の心がつうじ合う、気もちのいい言ばをたくさんつかっていきたいな。目には見えないけど、言ばでプレゼントをするんだ。くまくんとうさぎさん、教えてくれてありがとう。

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主   催 鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社
特別協賛 鳥取支社
協   賛 鳥取県教科図書販売株式会社、鳥取県書店商業組合、鳥取県教育文化振興会、金の星社、くもん出版、そうえん社、汐文社、福音館書店、ポプラ社、理論社、光村教育図書

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