トップページ
課題図書一覧
作家インタビュー


過去の作品
  ・第21回
 ・第22回
 ・第23回
 ・第24回
 ・第25回
 ・第26回
 ・第27回
 ・第28回
 ・第29回
 ・第30回
 ・第31回
 ・第32回
 ・第33回
 


受賞作品 感想文部門


  鳥取県議会議長賞
大切な家ぞく

林遼翔さん
八頭町立大江小学校2年


「ジェドおじさんはとこやさん」(汐文社)


 「お金なんか、またためればいいさ。今はサラ・ジーンのいのちの方が大事だ。」ジェドおじさんのことばがぼくの心に強くのこりました。自分の店をもつというゆめをかなえるために何年も何年もはたらきつづけ、やっとためた三百ドルをサラのしゅじゅつのためにつかったジェドおじさん。もう少しでゆめをかなえるところまできていたのにつかってしまっていいのかなとぼくは思いました。でもジェドおじさんは、サラのいのちをえらびました。しゅじゅつの後も、毎日ようすを見に行きました。ジェドおじさんは、だれよりもサラのことが大切で大すきなんだと思いました。サラのためならどんなことでもしてあげようというジェドおじさんの思いがつたわってきました。

 ぼくにも、ぼくのことを大切に思ってくれる人がいます。それはお父さんやお母さん、お兄ちゃんです。ぼくは小さいころ、せきがひどくて入いんしたことがあります。そのとき、お母さんはしごとを休んでびょういんにとまってくれました。ずっとぼくのそばにいてくれました。お父さんやおばあちゃん、お兄ちゃんは、お見まいに来てくれました。「はるとがおらんとさみしいわ。早く家に帰って来てな。」お兄ちゃんのことばを聞いて、がんばってなおそうと思ったことを今でもおぼえています。ぼくの家には九十九才の大きいおばあちゃんもいます。へやにごはんをもっていったり、歩くときに手をひいてあげたりします。そんなとき、おばあちゃんは「ごめんな、はると。ありがとな。」と言ってくれます。おばあちゃんも大切な家ぞくの一人です。

 サラ、ジェドおじさんはなくなってしまったけれど、おじさんの「ゆめをもちつづけるんだ」ということばをわすれないで、ゆめに向かってがんばって。ぼくも、大切な家ぞくといっしょに、おうえんしているよ。


<< 受賞者のみなさん一覧へ

主   催 鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社
特別協賛 鳥取支社
協   賛 鳥取県教科図書販売株式会社、鳥取県書店商業組合、鳥取県教育文化振興会
後援 (公社)全国学校図書館協議会、鳥取県、鳥取県議会、鳥取県教育委員会、鳥取市教育委員会、米子市教育委員会、倉吉市教育委員会、境港市教育委員会、鳥取県町村会、鳥取県町村議会議長会、鳥取県市町村教育委員会研究協議会、鳥取県市町村教育委員会教育長会、鳥取県小学校長会、鳥取県小学校教育研究会、鳥取県国公立幼稚園・こども園長会、鳥取県私立幼稚園・認定こども園協会、鳥取県子ども家庭育み協会、鳥取県図書館協会、鳥取県PTA協議会、鳥取県公民館連合会、鳥取県子ども会育成連絡協議会

本ページ内に掲載の記事・写真など一切の無断転載を禁じます。
すべての記事・写真の著作権は新日本海新聞社に帰属します。

トップページへもどる