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受賞作品 感想文部門
大切な家ぞく
林遼翔さん
八頭町立大江小学校2年
「ジェドおじさんはとこやさん」(汐文社)
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「お金なんか、またためればいいさ。今はサラ・ジーンのいのちの方が大事だ。」ジェドおじさんのことばがぼくの心に強くのこりました。自分の店をもつというゆめをかなえるために何年も何年もはたらきつづけ、やっとためた三百ドルをサラのしゅじゅつのためにつかったジェドおじさん。もう少しでゆめをかなえるところまできていたのにつかってしまっていいのかなとぼくは思いました。でもジェドおじさんは、サラのいのちをえらびました。しゅじゅつの後も、毎日ようすを見に行きました。ジェドおじさんは、だれよりもサラのことが大切で大すきなんだと思いました。サラのためならどんなことでもしてあげようというジェドおじさんの思いがつたわってきました。
ぼくにも、ぼくのことを大切に思ってくれる人がいます。それはお父さんやお母さん、お兄ちゃんです。ぼくは小さいころ、せきがひどくて入いんしたことがあります。そのとき、お母さんはしごとを休んでびょういんにとまってくれました。ずっとぼくのそばにいてくれました。お父さんやおばあちゃん、お兄ちゃんは、お見まいに来てくれました。「はるとがおらんとさみしいわ。早く家に帰って来てな。」お兄ちゃんのことばを聞いて、がんばってなおそうと思ったことを今でもおぼえています。ぼくの家には九十九才の大きいおばあちゃんもいます。へやにごはんをもっていったり、歩くときに手をひいてあげたりします。そんなとき、おばあちゃんは「ごめんな、はると。ありがとな。」と言ってくれます。おばあちゃんも大切な家ぞくの一人です。
サラ、ジェドおじさんはなくなってしまったけれど、おじさんの「ゆめをもちつづけるんだ」ということばをわすれないで、ゆめに向かってがんばって。ぼくも、大切な家ぞくといっしょに、おうえんしているよ。
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