− 戦 評−
2017/10/09
「第37回日本海駅伝」は8日、倉吉市営陸上競技場を発着点とする7区間42・195キロで行われ、倉敷A(岡山)が2時間7分9秒で2年ぶり2度目の頂点に立った。昨年優勝の佐久長聖A(長野)は2位だった。
1区3位発進の倉敷は3区若林でトップに浮上。5区井田で再び先頭に立つと、6区ニジオカが区間賞でつなぎ、アンカー円がリードを広げた。
佐久長聖Aは1区本間、5区宇津野がそれぞれ区間2位、アンカー山本が区間賞と堅実なリレーで2位を確保した。18位スタートの世羅A(広島)は3区梶山が7人抜きで順位を押し上げ、3位に入った。
鳥取県内高校の部は鳥取城北が5区でトップを取り戻し、2位の米子松蔭に 2分9秒差をつけて3年連続3度目の優勝を果たした。
倉敷 混戦抜け出す
−高校総合−
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高校総合 倉敷は1区八木(右)が3位で2区宍戸にたすきをつなぐ |
【評】倉敷が混戦を抜け出した。1区八木が先頭と6秒差の3位でつなぎ、3区若林が3秒差でトップに立った。5区井田が1秒差で再び1位に浮上。6区ニジオカが区間賞で11秒リードすると、アンカー円が40秒差まで広げて競り勝った。
佐久長聖Aは4秒差の2位でたすきを受けた2区富田が倉敷と同タイムで首位となった後、6区で1分2秒差をつけられたが、アンカー山本が区間賞で2位に食い込んだ。
3位の世羅Aは18位発進から3区梶山、5区前垣内の区間賞で首位争いに加わった。4位に鳥栖工、5位に須磨学園が入った。
高校総合区間賞 |
1区 | 安藤 大樹(鹿児島実) | 30分21秒 |
2区 | 坂元 祐喜(須磨学園) | 8分28秒 |
3区 | 梶山林太郎(世 羅 A) | 24分15秒 |
4区 | 森 智哉(鳥 栖 工) | 24分42秒 |
5区 | 前垣内皓大(世 羅 A) | 8分51秒 |
6区 | チャールズ・ニジオカ
(倉 敷)=区間新= | 13分31秒 |
7区 | 山本 嵐(佐久長聖A) | 15分19秒 |
鳥取城北 総合力発揮 米子松蔭2位、鳥取東3位
−県内高校−
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県内高校男子 鳥取城北Aは5区下田(左)から6区中井にリレー |
【評】鳥取城北が後半にトップを取り戻し、2位の米子松蔭に2分9秒の差をつけて3連覇を達成した。
1区の西原がトップに立って3区まで快調だったが、4区南後が体調不良で順位を落とした。しかし、後半の下田、中井、アンカー西村が力を出し切って首位を奪い返した。
2位の米子松蔭は、3区清水、4区谷野が踏ん張り順位を上げたが後半に鳥取城北に振り切られた。
鳥取東は4区三浦が快調の走りを見せて一時はトップを奪ったが守り切れず3位に終わった。
鳥取県内高校区間賞 |
1区 | 西原 大貴(鳥取城北A) | 31分46秒 |
2区 | 田辺 恒大(鳥取城北A) | 8分54秒 |
3区 | 竹山 朝陽(鳥取城北A) | 26分1秒 |
4区 | 三浦 智紘(鳥 取 東) | 26分45秒 |
5区 | 下田 洸瑠(鳥取城北A) | 9分43秒 |
6区 | 中井 啓太(鳥取城北A) | 15分22秒 |
7区 | 西村 龍星(鳥取城北A) | 16分31秒 |
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