− 戦 評−
2019/10/07
第39回日本海駅伝は6日、倉吉市営陸上競技場を発着点とする7区間42・195キロで行われ、佐久長聖A(長野)が2時間4分40秒で3年ぶり2度目の頂点に立った。
佐久長聖Aは1区で1位スタートを切り、2区で落とした順位を3区で浮上させた。終盤も首位をキープして優勝した。21位発進の世羅Aは2区で大きく順位を押し上げて4、5区の区間トップの走りで2位。豊川Aは2区で先頭に立ち、4区以降は3位を守った。
鳥取県内高校の部は八頭が4区以降首位を守り、2位の鳥取城北Aに58秒差で8年ぶり3度目の優勝を飾った。
佐久長聖 一丸の勝利
−高校総合−
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高校総合 佐久長聖Aは6区木村(右)が世羅Aのムワニキをかわして首位に立つ |
【評】佐久長聖Aが競り合いを制した。1区鈴木が2位に9秒差をつける区間賞で好発進。3区宇津野が区間トップで首位に立つと、4区服部、6区木村が順位を守った。7区杉田も区間首位で2位に22秒差で優勝した。
世羅Aは8位でたすきを受けた4区中野と5区吉川が区間賞リレーでトップに浮上。しかし、終盤に引き離されて2位に終わった。
3位の豊川Aは2区安藤の力走で首位争いに加わった。国学院久我山Aが2区沼井の7人抜きの快走などで4位。5位には4区伊井の5人抜きの力走などで東京農大二が入った。
高校総合区間賞 |
1区 | 鈴木 芽吹(佐久長聖A) | 29分26秒 |
2区 | 林田 蒼生(須磨学園A) | 8分20秒 |
3区 | 宇津野 篤(佐久長聖A) | 24分0秒 |
4区 | 中野 翔太(世羅A) | 23分50秒 |
5区 | 吉川 響(世羅A) | 8分48秒 |
6区 | ハリソン ガトト(倉敷A) | 14分2秒 |
7区 | 杉田 真英(佐久長聖A) | 14分49秒 |
八頭 8年ぶりの栄冠
−県内高校−
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県内高校男子 八頭の6区大呂(右)は5区谷口をねぎらい飛び出す |
【評】八頭が4区でトップに躍り出て、8年ぶりの優勝を手にした。
1区桑田は2位でたすきをつなぎ、2区では順位を一つ落としたものの、3区信夫が力を出し切り再び2位に浮上。4区内田と6区大呂が県内区間賞の走りで差を広げ、4区以降は1位を譲らなかった。
4連覇を目指した鳥取城北は2位。1、2区の4位から、3区田辺が県内区間賞の走りで一気にトップに立った。しかし、直後の4区で八頭に振り切られた。米子松蔭は2区入江の県内区間賞の走りで一時は2位だったが、3位に後退した。
鳥取県内高校区間賞 |
1区 | 谷口 唯翔(鳥取育英) | 30分41秒 |
2区 | 入江 海斗(米子松蔭) | 8分58秒 |
3区 | 田辺 恒大(鳥取城北A) | 25分15秒 |
4区 | 内田 晃太(八 頭) | 25分46秒 |
5区 | 別所 響 (鳥取城北A) | 9分36秒 |
6区 | 大呂 恵雨(八 頭) | 14分55秒 |
7区 | 清水 郁杜(米子松蔭) | 16分13秒 |
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