戦評
第42回日本海駅伝は9日、倉吉市営陸上競技場を発着点とする7区間42・195キロで行われ、九州学院(熊本)が2時間5分11秒で初優勝を果たした。九州勢の優勝は2010年の鹿児島実以来9大会ぶり。
九州学院は1区で区間賞を取り流れをつくると、上位を維持しながら5区で再び先頭に浮上して逃げ切った。レース中盤で倉敷(岡山)と先頭争いを繰り広げた報徳学園A(兵庫)が競り勝ち2位、倉敷が3位だった。
鳥取県内高校の部は八頭が3区から首位を堅持し、2位鳥取城北Aに約2分差をつけた。3位には鳥取城北Bが入った。
九州学院は1区で区間賞を取り流れをつくると、上位を維持しながら5区で再び先頭に浮上して逃げ切った。レース中盤で倉敷(岡山)と先頭争いを繰り広げた報徳学園A(兵庫)が競り勝ち2位、倉敷が3位だった。
鳥取県内高校の部は八頭が3区から首位を堅持し、2位鳥取城北Aに約2分差をつけた。3位には鳥取城北Bが入った。
九州学院 接戦制す
−高校総合−
【評】上位3チームがめまぐるしく入れ替わる大接戦は、終盤に九州学院が抜け出して初の栄冠に輝いた。1区永本が区間賞で滑り出すと、2、3区は順位を落としながらも上位を維持。4区吉田、5区岩根が区間賞リレーでつなぎ先頭に立つと、6区水野が突き放し、アンカー村上が危なげなくゴールした。
2位報徳学園Aは3区前田和が21人抜きの区間新記録で一時首位に立ち、倉敷との競り合いを制した。中盤にレースを引っ張った倉敷は後半に失速し3位。伊賀白鳳が3区以降は4位をキープし、5位には徐々に順位を上げた佐久長聖Aが入った。
2位報徳学園Aは3区前田和が21人抜きの区間新記録で一時首位に立ち、倉敷との競り合いを制した。中盤にレースを引っ張った倉敷は後半に失速し3位。伊賀白鳳が3区以降は4位をキープし、5位には徐々に順位を上げた佐久長聖Aが入った。
高校総合区間賞 |
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1区 | 永本 脩(九州学院) | 29分4秒 | |
2区 | 小田 伊織(西脇工A) | 8分20秒 | |
3区 | 前田 和摩(報徳学園A) | 22分57秒 | |
4区 | 吉田 大和(九州学院) | 24分47秒 | |
5区 | 岩根 正悟(九州学院) | 8分37秒 | |
6区 | ジョンソンモゲニ(遊学館) | 13分42秒 | |
7区 | 若林 良樹(洛南A) | 14分42秒 |
八頭 4度目の頂点
−県内高校−
【評】3区で首位に浮上した八頭がそのまま首位を守り、2大会連続4度目の優勝を飾った。1区山本琉、2区鵜飼まで県内3位と後れを取ったが、3区山田がトップに押し上げた。以降は4区山口、6区古田、7区山本光が県内区間賞の走りで1位を譲らなかった。
鳥取城北Aは2区で首位に躍り出たものの3区で2位に後退。首位を脅かすことができなかった。3位の鳥取城北Bは5区で県内区間賞を獲得するなど健闘を見せた。
鳥取城北Aは2区で首位に躍り出たものの3区で2位に後退。首位を脅かすことができなかった。3位の鳥取城北Bは5区で県内区間賞を獲得するなど健闘を見せた。
鳥取県内高校区間賞 |
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1区 | 佐々木 昴(米子松蔭) | 30分13秒 | |
2区 | 鵜飼 叶琉(八 頭) | 8分53秒 | |
3区 | 山田 雅貴(八 頭) | 24分34秒 | |
4区 | 山口 優(八 頭) | 25分38秒 | |
5区 | 臼井 雄介(鳥取城北B) | 9分19秒 | |
6区 | 古田 瑞樹(八 頭) | 15分21秒 | |
7区 | 山本 光空(八 頭) | 15分27秒 |