− 戦 評 −
2019/10/07
「南部忠平杯第34回くらよし女子駅伝」は6日、倉吉市営陸上競技場発着の5区間21・0975キロで行われ、高校総合は大阪薫英女Aが1時間11分32秒で2大会連続2度目の優勝を果たした。
大阪薫英女Aは2区で2位、4区で首位に立つと、終盤の3校によるアンカー勝負で競り勝った。立命館宇治(京都)は堅実なたすきリレーで2位。西脇工(兵庫)は3区で大きく順位を上げて3位に入った。
鳥取県内高校の部は鳥取城北Aが1時間17分51秒で初優勝。2位は八頭、3位は鳥取育英だった。
大阪薫英女 底力発揮
− 高校総合 −
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高校総合 4区2`地点で大阪薫英女Aの土井(1)が仕掛け、立命館宇治の津熊(8)をかわして首位に立つ |
【評】大阪薫英女Aが総合力で競り勝った。1区安は5位でスタート。2区松室が2位に順位を押し上げ、4区土井が中継直前にトップに立った。アンカー小林は終盤で一時2位に下がったがゴール直前で抜き返した。
立命館宇治は、1区三原梓が2位の好位置につけ、3区伊藤が首位に立った。5区林も粘りを見せたが1秒差で2位だった。3位西脇工は序盤に出遅れたが、3区久保の区間賞の走りなどで首位争いに加わった。東海大福岡はアンカー藤岡が7人抜きの快走で7位。北九州市立は区間賞を取った1区酒井の力走などで9位だった。
高校総合区間賞 |
1区 | 酒井 美玖(北九州市立) | 19分43秒 |
2区 | 永井 美希(豊川) | 13分53秒 |
3区 | 久保希蘭々(西脇工) | 10分17秒 |
4区 | 戸村 文音(諌早) | 10分8秒 |
5区 | 藤岡 加梨(東海大福岡) | 16分32秒 |
鳥取城北が初優勝
− 県内高校 −
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県内高校 区間賞の快走で2位とのリードを広げた鳥取城北Aの4区ムンフサイハン |
【評】鳥取城北Aがレース後半に八頭、鳥取育英をかわし、2位に1分以上の差をつけて初優勝を飾った。
鳥取城北Aは1区政田が鳥取育英に食らいつき、2位でたすきリレー。2区中西は3位と粘り、3区長谷川が逆転して首位に浮上した。4区はムンフサイハンが区間賞の走りで流れを加速。アンカー石井がリードを守りゴールテープを切った。
2位の八頭はアンカー杉村が区間総合9位の走りで1位との差を縮めたが及ばず連覇を逃した。3位鳥取育英は1区から3区途中まで首位を保ったが終盤でじわじわと引き離された。
鳥取県内高校区間賞 |
1区 | 真也加ジェルーシャ有里(鳥取育英) | 20分54秒 |
2区 | 長石 知佳(鳥取育英) | 14分59秒 |
3区 | 鈴木 奏楽(鳥取城北B) | 11分50秒 |
4区 | ムンフサイハン・ノミン(鳥取城北A) | 10分33秒 |
5区 | 杉村 和香(八 頭) | 17分15秒 |
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