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最優秀作品紹介
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 『新聞で 見分けるフェイク 知るファクト』を代表標語にした第70回新聞週間が15日にスタートした。新聞週間にちなみ、14日に表彰式が行われた「第3回日本海新聞・児童生徒新聞感想文コンクール」(新日本海新聞社、日本海新聞を発展させる会主催、鳥取県教育委員会後援)の最優秀賞受賞作品を紹介する。

 コンクールは、次代を担う児童生徒が新聞に親しむとともに、記事の感想文を書くことで読解力や表現力、社会への関心を高めてもらうことがねらい。今回は小学生の部に46点、中学生の部に22点、高校生の部に292点、合わせて360点の応募があった。

 感想文の対象となった記事は、自分たちが暮らす地域のニュースをはじめ、「北朝鮮のミサイル問題」や「核兵器禁止条約採択」などの世界の動き、さらに「食品ロス」や「性的少数者(LGBT)」「赤ちゃんポスト」などに関する社会的課題まで幅広い。それぞれが新聞を開いて見つけた記事に問題意識を持ち、自分の意見をまとめている。

 今回は3部門のうち中学生の部で最優秀賞の該当がなかったため、小学生の部と高校生の部の最優秀賞受賞作品2点を紹介する。
  最優秀作品紹介
小学生の部・田中 葵さん 琴浦町立船上小学校6年
6月23日の日本海新聞「フジテレビ謝罪『情報の確認不足』 鳥取城跡『心霊スポット』放送」を読んで
 鳥取市の国史跡・鳥取城跡を「心霊スポット」として取り上げ、実在しない餓死者の供養塔などを紹介したフジテレビに対しての記事には、驚きと同時に考えさせられることが多くありました。

 正直、この記事を読んでまず出てきた言葉は「ひどい」です。地元の人からしたら、ありもしないことで本当にあったかのように放送されているのは、いやだと思います。

 テレビを見る人たちが面白かったらいいということではないはずです。歴史が間違って伝わったことで悲しむ人もいると思います。

 歴史というのは、その時代その時代を一生懸命に生きた人たちの記録であり、それを正しく残していこうという人たちがあって残っていると思うからです。地元の人たちにきちんと聞いてみればよかったと思います。

 次に二つのことを考えました。

 一つは、フジテレビや知事の両方にきちんと取材をして、この間違いをみんなに示された新聞社の人の仕事は、とても大切だと思いました。この取材によって、私たちは正しいことが分かり、歴史を守ることができたからです。新聞の役目が分かった気がします。

 もう一つは、知事のコメントです。間違いを正した上で「鳥取には地縛霊も砂縛霊もいないが、幽霊族の末裔(まつえい)の鬼太郎は境港にいる。鬼太郎に会いがてら、いま一度取材においでいただければ」と、フジテレビに言っておられました。

 普通だったら相手を責めたり、怒りを言っておしまいになると思うのに、知事はジョークを交えて面白く諭しておられます。私も、くっと笑ってしまいました。抗議しながら鳥取の良さをアピールしておられ、心の広さを感じました。

 私は間違いを正す時、言葉にすることをためらったり、きつく言ってしまったりすることがあるので、そのどちらでもなく、この記事のようにさわやかな抗議ができるようにしたいなと思いました。

 ※原文のひらがな表記を一部、漢字表記に変えています。

田中 葵さん
《コメント》
構成つなげる点に苦労

 最初は信じられなくて何度も新聞を見返していたけど、そのうち実感がわいてきて、うれしくなりました。社会で歴史を勉強していて鳥取城について書いてあったので、この記事を選びました。文章の構成を考えてつなげる点に苦労しました。新聞は新たな情報を見て自分の考えが持てるので毎日読んでいます。これまであまり見ていなかった記事も詳しく読んでみたいです。


高校生の部・下村 晶子さん (米子松蔭高校1年)
8月12日の日本海新聞「米子松蔭 初戦敗退」を読んで
 この新聞を読んで、甲子園での最高の一日を思い出しました。私は野球がとても好きです。毎年この時期になるとテレビや新聞、インターネットなどが野球一色になります。私はそれを見ると、今年も暑くて熱い夏が始まったなと思います。

 しかし、私がそれを感じるのはテレビやインターネットが中心となってしまっています。新聞はとっているけれど、私は正直ほとんど読んでいません。今回、このコンクールに応募するに当たって新聞を読んでいました。

 なぜだか、はまってしまいました。一つの大きな話題に対して、さまざまな視点で物事が詳しく書かれていました。それに何より、新聞には人との関わりが文字にあふれているな、と気付くことができました。

 まず私は「マイクYOU」の記事から読み始めました。実際に甲子園で活躍された先輩方の言葉は深いものでした。「充実した高校野球」「甲子園で終わることができて幸せだ」など、読んでいて温かい気持ちになりました。

 次に「夢の舞台で躍動」と題された江府中出身コンビのお二人の話が載っていました。江府中出身の方が2人おられるのは知っていたけど、まさか鳥取県予選から大活躍されていた方々だとは思っていませんでした。

 ここでも、甲子園でのことが書かれていました。いい写真だなと思いました。偶然、高校が同じになったということは「運命」だと私も思いました。そうして、一緒に甲子園という大舞台で野球ができることは素晴らしく良い話です。そのようなドラマが松蔭にもあったことを初めて知り、新聞を読んで良かったと強く思いました。

 松蔭の記事では、最後に「米子松蔭 初戦敗退」と大きく題された記事を読みました。最初にパッと『初戦敗退』と目に飛び込んできて、おおっと思いました。

 これは、情報を必要としている人々に一目で何が起きたか分かるようにするためなのだろうなと思いました。学校に新聞社の方が来られた時に聞いたお話です。本記事には試合の内容がこと細かに書かれています。読んでいくと、甲子園の出来事が鮮明に思い出されました。

 テレビとは違って、何度でも見たいものが見られるのが、新聞の良いところだと思います。エースの辰巳さんのすごさも改めて感じることができました。センバツ王者の大阪桐蔭を相手に、素晴らしい試合を見せていただきました。あの時の津島さんの1点は鳥肌ものでした。そのことがしっかりと記事に残っていることも、当たり前ながらうれしくなりました。

 今回、新聞を通してたくさんのことを知ることができました。改めて米子松蔭高校が好きになったし、野球部さんのおかげで 誇りを持てるようになりました。そして、もっともっと野球が大好きになりました。これからも高校球児を全力で応援していくとともに、熱戦の様子をこの新聞でも見ていこうと思いました。

下村 晶子さん
《コメント》
ネットより新聞がいい

 受賞を聞いて、親や友人にもびっくりされました。とてもうれしいです。野球が好きなのでこの記事を選んだのですが、感想文では自分が何を伝えたいのかということを考えるのに苦労しました。新聞にはいろいろな記事が載っており、それぞれに見出しが付けてあって内容が分かりやすく、私にはネットより新聞の方がいいと思いました。

  第3回 受賞者
小学生の部
【最優秀賞】 田中葵さん(船上6年)
【優秀賞】 岸本美宇さん(船上6年)
山田弥子さん(浦安4年)
徳田恋来さん(散岐6年)
【優良賞】 藤原和叶さん(啓成4年)
田村綾梨さん(湖南学園5年)
岡田莉愛さん(美和6年)
鈴木聖也さん(瑞穂5年)
河本陽菜さん(瑞穂5年)
【優秀学校賞】 船上
中学生の部
【最優秀賞】 該当なし
【優秀賞】 藤原野乃花さん(青翔開智1年)
小倉佳奈さん(同1年)
岡本羽海さん(同1年)
【優良賞】 藤原すみれさん(青翔開智1年)
宮本寛大さん(湖南学園1年)
舩越亜衣さん(法勝寺1年)
安田瑞希さん(青翔開智1年)
吉田駿佑さん(湖南学園1年)
【優秀学校賞】 青翔開智
高校生の部
【最優秀賞】 下村晶子さん(米子松蔭1年)
【優秀賞】 石原祥子さん(鳥取東2年)
縄田美香さん(青翔開智1年)
矢部まどかさん(鳥取東3年)
【優良賞】 吉川実穂さん(鳥取敬愛2年)
小林佑季美さん(鳥取湖陵3年)
日野ひよりさん(境3年)
進木奏音さん(青翔開智1年)
土井実穂さん(鳥取湖陵3年)
【優秀学校賞】 鳥取東
 
 
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