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取締役頭取

山崎 徹氏

地域の課題を解決へ

 −「全員コンサルタント」を掲げていますね。

 お取引先の良き相談相手になれるよう、コンサルティング活動を強化してきましたが、さらにレベルアップしていかなければなりません。そのため、お客さまに身近な営業店行員一人一人がスキルアップし、一定レベルのソリューションを提供できる体制を目指しています。

 また、昨年12月には松江、出雲、鳥取、米子の地域中核店に法人営業担当者を集中しました。それぞれの営業店の情報やノウハウを集めることによって、お客さまへスピーディーかつ的確な提案をしていきたいと考えています。

 −森林保全活動やSDGsの取り組みは。

 2006年に始めた森林保全活動は17年目になります。行員や家族延べ1万人以上が参加し、下草刈りや、苗木約1万7千本の植栽を行ってきました。その取り組みに対して昨年6月、林野庁から長官賞を頂きました。

 多様性ある組織に向けた活動の一つとして、「女性活躍推進チーム」も立ち上げました。社会の課題解決には、自らの組織も活性化していかなければなりません。そのためには、行員からボトムアップ型の提案が行われるような風通しの良い雰囲気をつくりたいと思っています。

 −再エネ事業を展開する子会社が注目されています。

 昨年7月、地域の脱炭素化を推進することを目的に「ごうぎんエナジー梶vを設立しました。太陽光発電事業を中心に展開し、自治体や民間事業者から相談を受けた再エネ導入やPPA(電力購入契約)について、早期事業化を目指しています。

 脱炭素社会に向けた当行自身の取り組みとして、安来支店や浜田支店の新店舗はエネルギー消費量を抑えた設計とし、省エネや創エネ設備も導入しました。

 −地域に対する思いやビジョンを。

 「地域の課題は地域で解決する」という思いをもって行動しています。森林保全活動やごうぎんエナジーの設立もこの考え方がベースにあります。

 山陰地方は人口も経済規模も非常に小さいですが、他県の2倍、3倍、自ら考え行動することによって、地域を盛り上げることができると信じ、行員全員で努力していきます。
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