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代表取締役社長

松本 啓氏

情報の安全管理推進

 −サイバーセキュリティーに力を入れています。

 2015年に日本年金機構が標的型攻撃メールの被害を受け125万件の個人情報が流出しました。当時、情報漏えいが増えつつあり、企業などのセキュリティー管理が重要になると感じていました。

 この分野でお力になれたらと同じ年の15年、技術取得に向けて国内最大手の企業に社員を派遣し、翌16年に準備室を設置したのが始まりです。

 −近年ますますサイバー攻撃が増えています。

 サイバー攻撃は会社の規模や業態に関係なく、脅威となっています。当社は現在、19年に立ち上げたサイバーセキュリティー監視センターで24時間365日の体制でお客さまのパソコン1台1台の挙動を常時監視しています。

 −ケイズの強みは。

 全てを機械に任せるのではなく、セキュリティーアナリストが怪しい挙動を一つ一つ分析し、通常業務によるものか攻撃によるものかを判定した上ですぐに対処する独自の取り組みが好評です。

 安心して任せていただけるよう、CISSPという最高水準の国際認定資格を取得し、監視や分析、ソフト開発といったセキュリティーに関する幅広い知識と高い技術を身に付けた社員をそろえています。おかげさまで、首都圏の上場企業や山陰の企業の皆さまに利用していただき、全国はもとより海外拠点を含めた13カ国でグローバルサポートをさせていただいています。

 −日南町のJ−クレジットを16年から毎年100トンずつ購入するなど、さまざまな形で地域に貢献する企業を目指していますね。

 まずは地域全体のセキュリティーレベルの向上に貢献できたら、と思っています。セキュリティー管理に未対応の原因は、県外の事業者に依頼すると高額な費用が必要だったり十分なサポートを受けられなかったりすることではないかと考えています。山陰に拠点を置く当社が世界基準のサービスを提供することで、地元の皆さまが利用しやすい環境を整えます。都市部で就職しなくても最先端のICTサービスに従事できるので、若い世代の活躍の場として地域の発展に貢献したいですね。カーボンオフセットへの取り組みは、地元の宝の自然環境を守るための活動で、これからも続けていきます。
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