代表取締役
江原 剛氏
ニーズに応じて変化
−さまざまな事業を展開されています。創業時からの貨物運送をはじめ、旅客運送、イベント運営に加え、近年は人材サービスを展開しています。時代、地域ニーズに合わせて使うツールは変化しますが、地域密着型のヒューマンスキルの提供という意味ではどの事業も同じ考えで取り組んでいます。新型コロナウイルスで特にバス運行やイベント事業は大きな影響がありました。今後はアフターコロナで戻りつつある動きを見据え、しっかりチャンスをつかんでいきたいです。
−2025年春に再オープンする関金温泉宿泊施設「星取(ほしとり)テラスせきがね」(仮称)の代表企業を務められます。
3世代で旅行が楽しめるユニバーサルデザインにこだわりたいと思っています。また、サイクリストが利用しやすく、温泉旅館としてはまだ少ないペットと一緒に宿泊できることなども考えています。
これまで弊社は出張型のサービスを展開してきており、初めて施設を拠点にサービスを手がけることになりますが、基本的なノウハウはこれまでの事業で培ってきていて、大きくは変わらないと思っています。会社としても自身にとっても大きな挑戦であり、やりがいを感じています。
−地域密着サービス業を掲げられています。
提供するサービスは変化をしていきますが、対象としている地域は変わらないという意味で掲げています。私たちが住む地域のニーズを見極め、ツールを変化させていくという基本的な考えを持っています。関金温泉での宿泊施設運営も同様です。今後も地域に耳を傾けて、期待に応えていきたいです。
−今後のビジョンを。
20年7月に湯梨浜町に開設した物流センターを拠点とする業務も多くのニーズをいだいており、業容拡大のため、今年中に2期工事にかかります。こちらも自分たちのツールを地域のニーズに合わせて持ち替えていくという弊社のコンセプトから始めたものです。この他、社員らの多様な働き方、人材育成を大切にしています。基本的には社員の多能工化を目指しつつ、委託する専門家も大いに活用し、現場でしかできない業務と同時にデジタル化を強化し、誰もが活躍できる会社を目指しています。