山陰支店長
小川 清志氏
新拠点を交流の場に
−山陰支店の新事務所が移転オープンしました。当社の地方都市拠点として「つながり」をキーワードに、より多くの方に活用いただけるオフィスを目指しています。エントランスホールには集いの場としてカフェスペースを設(しつら)えたほか、取引先や地元企業とのコラボイベントや教室などを開催できる2階セミナールームは、社員の執務スペースを通らず行き来できる動線を工夫しています。
−どのようなつながりを描いていますか。
当社とオーナーさま、当社と取引先といった当社目線の関係にとどまらず、当社を介して多様なつながりをつくりたいと考えています。例えば、ペット共生住宅セミナーを開催する場合、地元の動物病院やペットサロンに協力していただくなど、“掛け算”をすることで新たなつながりが生まれることが期待されます。地域の交流拠点として、地元の皆さんに愛される場づくりに努めたいと思います。
−家づくりでは、「デザインオフィス」の体制強化に力を入れています。
デザインオフィスは、当社の1級建築士の中で上位8%の「チーフアーキテクト」を中心とした家づくりのスペシャリスト集団です。当支店にもチーフアーキテクトが1人在籍し、高いデザイン性を備えた家を実現しています。さらに、デザインと断熱や耐震などの性能を両立できるのが、当社の強みです。デザインオフィスの存在は支店全体の設計レベルアップにもつながるため、今後も第2、第3のチーフアーキテクトを育てていきたいと思っています。
−積水ハウスが目指す家づくりと山陰支店の使命は。
当社は「『わが家』を世界一幸せな場所にする」というグローバルビジョンを掲げ、安心・安全や快適性・環境への取り組みを重ねてきました。現在は次のフェーズとして、健康・つながり・学びをテーマに、ハードとソフトの融合による新たな価値の提供を進めています。スマートフォンのアプリで家の鍵や家電を管理できる「プラットフォームハウスタッチ」もその一つです。お客さま、社員、社会の幸せを実現するというビジョンをこの地で実践することが、私たちのミッションです。そのためにも新たな拠点を活用し、地域の幸せの一翼を担えるよう取り組んでいきます。