代表取締役

本山　博之氏

街ににぎわい創出を

　−年間を通して、さまざまなイベントを運営されていますね。

　クリエーティブで地域に貢献したいと考えています。映像やデザイン、ＣＭやチラシなどの広報、イベントの企画運営までワンストップでできる総合力が一番の強みです。当社で全て完結しますのでスピード感もあり、クライアントに喜んでいただいています。県内を中心に毎年依頼をいただく事業も複数あります。ここ３年は有観客イベントができませんでしたが、徐々に戻ってきています。待ちわびていたお客さんも多く、人の動きが活発になりつつあると感じます。

　−今年のテーマとして掲げている「ＯＮＥ　ＴＥＡＭ」に込めた思いは。

　会社内だけでなく、企業や地域を一つにつなぐ役割を担えたらという思いを込めました。幅広い世代の従業員２０人で、映像やデザイン、イベントの部署が一丸となって取り組んでいます。一つのことに全員が携わり、クライアントも含めてつくり上げていく喜びはとても大きいです。お客さんの反応をじかに見られることがうれしく、達成感があります。

　−地域とのつながりを深める中で、本年度からＪＲ鳥取駅前風紋広場の指定管理者になられました。

　同広場で定期的にイベントを行い、街に多くのにぎわいをもたらしたいです。子ども服や、おもちゃのおさがりを地域で循環する「風紋マーケット」を毎月第４土曜日に開催するなど、月に一度のイベント開催を目指しています。同広場の清掃や情報発信、イベント企画などを通して盛り上げる「風紋サポーター」を募集しています。企業や団体、市民の皆さんと連携して、来年度はサポーター発のイベントが生まれればと思っています。

　−展望は。

　領域を広げるために毎年、新規事業に取り組むことを目標としています。今は来年の「ねんりんピック鳥取大会」に向けて動き始めています。そして「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が今年１０周年、「鳥取しゃんしゃん祭」が来年６０周年を迎えますので、盛り上げていきたいです。これまでの経験を生かして、１０年後に鳥取県で開かれる「国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会」にも携われたらと思っています。