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鳥取支店長

小川原秀哉氏

ICTで鳥取に貢献

 −めざす姿は。

 地域のインフラを担う会社として、ブロードバンドや情報通信技術(ICT)を活用し、地域の課題解決に向けて取り組んでいます。NTT西日本は「ソーシャルICTパイオニア」を掲げ、地域の“ビタミン”として、皆さまが活躍できる仕組みを提供し、地域とともに成長、発展をめざしています。

 −同支店の取り組みは。

 「鳥取で一番“あいされる”企業」をめざし、三つのテーマに取り組んでいます。まずは誠実で信頼される企業として、法令順守や社員の安全など事業運営の基盤となる取り組みです。次に社員のエンゲージメント向上に向けて組織活性化、人材育成、働き方改革、組織間連携などデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進エンジンとして鳥取グループの成長につなげます。そして社員が誇れる企業に向けて、公共性の高い弊社のアセットを活用し、地域貢献につながる事業を展開します。

 −「鳥取をリードしていく取り組み」とは。

 地域経済の発展や地方創生課題の解決などにICTが果たす役割は高まっています。鳥取商工会議所のコンパクト・スマートシティ推進委員の立場では、デジタル地域通貨とキャッシュレス決済の仕組みを活用した経済の地域内循環や自立化をテーマに、検討を進めています。また、スマート農業分野ではデジタル化の可能性を模索中です。例えば、梨の栽培では気象や営農の記録データを蓄積し、農薬散布などのタイミングをデジタル化、汎用(はんよう)化することで、生産者の業務効率化や新規就農支援につなげる実証実験を、鳥取県をはじめ各自治体やJAなどと始めています。

 −ICTが与える社会への効果は大きいですね。

 経済の発展、防災や防犯など多分野で貢献できると考えています。特に鳥取では雪害に対する危機管理への期待は大きく、少子高齢化の中、自動運転や遠隔医療などの実現には通信インフラやICTは欠かせません。また身体的にハンディがあり、リアル社会での活躍の場が少なかった方々も、メタバースなどでは新たな活躍が期待できる世界も見えてきています。私たちは「鳥取の未来の街づくり」「誰一人ICTに取り残さない街づくり」「災害に強く、安全・安心に暮らせる街づくり」に貢献していきます。
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