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代表取締役社長

李 生美氏

安心快適な空間提供

 −「玄海」が今年、オープン40周年を迎えました。

 昭和58年のオープンから平成を走り抜け、令和となった今も根本的な考えは変わっていません。それは「快適な遊技施設を提供したい」という強い思いからです。目新しいことには着手していませんが、今ある店を地域に根差していくことを念頭にやってきました。

 安心して遊んでいただける店づくりに欠かせないのは、お客さまとのコミュニケーション。これまで築いてきた土台の上に、間違いのないものを一つ一つ積み重ねていくことを心がけています。

 −敬老の日にちなんだイベント「シルバースロパチ」がコロナ明けで復活します。

 25年前、1コースから始めた小さな催しも、店全体に広がる大きなイベントとなりました。これこそ、積み重ねてきた取り組みの一つ。お客さまに求められ、「玄海」自体が突き動かされている感覚で、至上命令的な存在となっています。4年ぶりとなる今年は感染症対策のため、コロナ前の約半分と規模を縮小しての開催となりますが、260人ほどが来場予定です。ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいですね。今後もあらゆるイベントを見極めながら店を存続させていきます。

 −働く環境づくりで心がけていることは?

 社内の家族であるスタッフを大切にすることは最重要事項です。スタッフからの相談は何をしていても手を止めて耳を傾けます。扉を開けておくことは大切。そこから私に提言してくれる、意見が言える多くの幹部が育ってきていると感じます。能力が発揮できる、安心して働ける環境づくりは大切です。

 −地域や顧客との関わり方と、今後の展望をお聞かせください。

 先代から受け継ぐ「人を大切に」の理念でここまでやってきました。今、店の敷地内に桜の木が6本あります。地域の人が散歩でき、くつろげる空間にでもなればと植え始めました。まだ夢の段階ですが、まずはやってみなきゃ始まらない。何ごとも最初の一歩が大切だと思います。

 「いつもと変わらぬ良いサービス」は、実は常にブラッシュアップしているということ。自分たちも成長しながら、これからも時代に沿ったサービスを提供していきたいと考えます。
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