代表取締役社長
金口 伸氏
時代に合う販売体制
−新型N―BOXがデビューしました。同車は新たに近距離衝突軽減ブレーキと急アクセル抑制機能を搭載し、非常に安全面を重視した車です。またスマートフォンと連動して、遠隔でエアコン操作ができるなど便利機能が充実しています。
同車はホンダの主力車種で、全国でも一番売れている車です。鳥取県の軽自動車市場にも適していて、売り上げの大きなウエートを占めるので、全国のホンダが目標とする販売台数よりもさらに上を目指していきたいと思います。
−さまざまな地域貢献活動に取り組んでいます。
2006年から「鳥取県ホンダ会」としてホンダのビーチクリーン活動に参加しています。四輪バギーを改良したホンダのビーチクリーナーを使って年1回、県内の海岸で活動しており、当社の社員も毎年積極的に参加しています。
また私の住む自治会ではホンダのホームページにあるセーフティーマップを活用して、通学路の安全を守る取り組みを行っています。会員が中心となり校区内の危険箇所を示して市町村に報告し、小中学生が安心できる通学路になるよう努めています。まだ具体的ではありませんが、今後当社でもこのマップを使い、子どもたちの安全を守る活動を展開していければと考えています。
−人材育成にも力を入れています。
現在、ベトナムを中心に6人の外国人に整備士として働いていただいています。最初はさまざまな不安もありましたが、仕事を教え、一緒に働くことで社員も大きく成長するきっかけになりました。今後は9人に増えるため、戦力として重要視しています。採用難はすぐには解消しないので、今いる人たちを大切にして、皆で一緒に成長していきたいと思います。
−今後の事業展開は。
電動化など車が進化し、販売競争も激化する中でわれわれが生き残っていくためには、時代に合った車の販売体制を作っていかなければなりません。少子高齢化は避けられないため、今後は鳥取県だけではなく、隣県に向けた取り組みも必要です。今まで以上にさまざまな活動にも参加しながら、ビジネスのきっかけ作りをしていきます。社員が夢を持てる会社であり続けるために変化を恐れずにやっていこうと思います。