支社長
松永 宏之氏
地域とともに成長へ
−自治体との連携を強められています。保険会社が地域で担うべき役割は。当社経営理念の「お客さま第一主義」に基づき、「地域とともに」をモットーとし、地域の皆さまとともに歩んでいきたいと思っています。鳥取県内の自治体とはSDGs推進の協定や包括連携協定、若者定住促進への協力協定を結んでいます。強みのフェイス・トゥ・フェイスの営業を活用し、行政の施策もアピールしていきたい。県内東部と西部の営業所の活動をクロスさせ、特産品の交流を含めて互いの長所をPRしていきたいと考えています。
−今年春、社員を鳥取県庁に派遣された狙いは。
人材派遣型の企業版ふるさと納税制度を活用し、女性社員を健康づくりの推進などを担う県職員として2年間出向させました。社員の人材育成、地域貢献の一環。県への出向によって視野が広がり、本人の成長とともに会社に戻ってきたときの波及効果を期待しています。長い目で見て、県と人材交流しました。
−地域貢献活動として、県内でのイベントも活発に展開されています。
地域の役に立つことができればという思いで、各種イベントや研修を行っています。今年は生涯設計などを学ぶ出張授業を高校と米子市内の中学校で実施。すごろく形式のゲームを楽しみながら、消費者として知っておくことや金融リテラシーが学べ、おかげさまで好評をいただいております。12月以降も高校2校などで実施予定です。以前実施した「とっとりのお国自慢サラリーマン川柳」(※「第一生命サラリーマン川柳コンクール」は2022年「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」に名称変更)では鳥取の良いところを再認識していただく契機となりました。
−地域住民の健康増進のための新商品、サービスの展開について。
契約時に所定の健康診断書等のご提出により、保険料を割り引く制度の導入による健康診断の受診勧奨や健康第一アプリの勧奨を通じて皆さまの健康づくりを応援しています。老後に備える資産形成のためのイデコ(個人型確定拠出年金)も取り扱い、運用状況をスマホですぐに確認できる「DCのサプリ」が好評です。