− 戦 評−
2016/10/03
「第３６回日本海駅伝」は２日、倉吉市営陸上競技場を発着点とする７区間４２・１９５キロで行われ、佐久長聖（長野）が２時間９分１５秒で初優勝を飾った。
１区２９位発進の佐久長聖は２区本間、３区相馬、４区内田が区間順位１桁の力走で徐々に追い上げ、５区中谷が区間賞の走りで２位に浮上、６区丸山でトップに立ち、そのまま押し切った。
九州学院（熊本）は１区西田、２区亀鷹雄が区間２位の快走で首位に立ち、６区で先頭を譲るが堅実なレース運びで２位に入った。
西脇工Ａ（兵庫）は２０位発進から２区加藤が７人抜き、アンカー寺前が区間賞の走りを見せ３位。昨年優勝の倉敷（岡山）はＡチームが途中棄権、Ｂチームが２１位に終わった。
鳥取県内高校の部は鳥取城北が１区からトップを譲らず２連覇を果たした。
佐久長聖 粘って頂点
−高校総合−
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| 高校総合 佐久長聖は５区中谷（左）が区間賞の走りで５位から２位に浮上し、たすきを受けた丸山がトップに立つ |
【評】佐久長聖が後半に逆転した。１区で２９位と出遅れた佐久長聖は２、３区で１０位に上がり、４区内田が区間２位の走りで５人抜き。５区中谷が区間１位の快走で２位に浮上すると、６区丸山が残り４００メートル付近でトップに立ち、アンカー山本が逃げ切った。
２位の九州学院は１区西田が２位でつなぎ、２区亀鷹雄が首位に浮上。５区亀鷹大まで先頭をキープしたが、６区田上でトップを譲った。
３位西脇工は２０位でスタートし、２区加藤、アンカー寺前が区間賞の力走で追い上げた。１区首位の国学院久我山は１３位に終わった。
高校総合区間賞 |
| １区 | 菅原 伊織（国学院久我山） | ３０分３１秒 |
| ２区 | 加藤 淳（西脇工Ａ） | ８分３２秒 |
| ３区 | 谷村 龍生（西京Ａ） | ２４分４４秒 |
| ４区 | 畝 拓夢（倉敷Ａ） | ２４分３６秒 |
| ５区 | 中谷 雄飛（佐久長聖） | ８分３６秒 |
| ６区 | ジョエル・ムァゥラ（倉敷Ｂ） | １３分４０秒 |
| ７区 | 寺前 友喜（西脇工Ａ） | １５分２０秒 |
鳥取城北 独走連覇 米子松蔭２位、八頭３位
−県内高校−
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| 県内高校 鳥取城北は４区南後（左）が５区竹山へリレー |
【評】鳥取城北が２位の米子松蔭に５分以上の差をつける２時間１６分３１秒でゴールした。１区大森からトップに立ち、３区の臼井が区間２位に甘んじたものの、危なげなく１位でつないで後続との差を広げた。
２位の米子松蔭は、３区の本田が区間１位の走りで鳥取城北に迫ったが、後半は徐々に引き離された。
八頭Ａも終始安定した走りをみせたが、最後まで上位２校をとらえることができず、３位に終わった。
鳥取県内高校区間賞 |
| １区 | 大森 太楽（鳥取城北） | ３２分４７秒 |
| ２区 | 中井 啓太（鳥取城北） | ９分２６秒 |
| ３区 | 本田 圭吾（米子松蔭） | ２６分１秒 |
| ４区 | 南後 海里（鳥取城北） | ２６分４３秒 |
| ５区 | 竹山 朝陽（鳥取城北） | ９分４０秒 |
| ６区 | 徳田 大祐（鳥取城北） | １５分４１秒 |
| ７区 | 西原 大貴（鳥取城北） | １６分８秒 |
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