− 戦 評 −
2017/10/09
「南部忠平杯第32回くらよし女子駅伝」は8日、倉吉市営陸上競技場発着の5区間、21・0975キロで行われ、高校総合は大阪薫英女が1時間9分44秒で初優勝を果たした。
大阪薫英女は昨年の全国高校駅伝のメンバーが4人残る強力な布陣。3区でトップに立つと、その後も譲らなかった。安定した走りを見せた白鵬女(神奈川)が2位。1区首位の光ケ丘女A(愛知)は中盤以降、伸びず3位だった。
鳥取県内高校の部は八頭Aが1時間15分42秒で19年ぶり5度目の優勝。2位が鳥取育英、3位は八頭Bだった。
薫英女 女王の走り
− 高校総合 −
|
高校総合 大阪薫英女は1区高松(左)から2区村尾へリレー |
【評】大阪薫英女が3区以降、寄せ付けなかった。1位と18秒差の4位で受けた2区村尾が終盤で順位を上げて2位に浮上。3区中島で首位に立つと、4区竹内の区間賞の走りで広げたリードをアンカー高田が守った。
5位発進の白鵬女は2区西山、3区下里が粘り強くつなぎ、4区田中が区間2位、アンカー平野が同1位の走りで2位に入った。3位の光ケ丘Aは1区藤中が区間賞の快走を見せたが、中盤に離された。
昨年優勝の豊川A(愛知)は1区17位と出遅れたが、2区浅田、3区古川が順位を押し上げて7位だった。
高校総合区間賞 |
1区 | 藤中 佑美(光ケ丘女A) | 19分15秒 |
2区 | 村尾 綾香(大阪薫英女) | 13分27秒 |
3区 | 古川 璃音(豊川A) | 10分6秒 |
4区 | 竹内ひかり(大阪薫英女) | 9分48秒 |
5区 | 平野 栞(白鵬女) | 16分36秒 |
八頭 19年ぶり栄冠
− 県内高校 −
|
県内高校 八頭は2区竹内(右)から3区瀧山にリレー |
【評】八頭は1区の入江ちが出遅れたものの、2区の竹内が差を詰め、3区の瀧山が逆転。4区岸田は区間賞の快走を見せ、アンカーの杉村も1年生ながら区間トップの走りで、2位の鳥取育英に2分以上の差をつけた。
鳥取育英は1区の堀尾が好スタートでたすきをつなげたが、後半は徐々に差を広げられ、2分22秒差の2位に終わった。八頭Bはメンバー全員が安定した走りを見せて3位に食い込んだ。
鳥取県内高校区間賞 |
1区 | 堀尾 和帆(鳥取育英) | 20分40秒 |
2区 | 竹内 遥(八頭A) | 14分37秒 |
3区 | 瀧山 雅(八頭A) | 11分3秒 |
4区 | 岸田 清楓(八頭A) | 10分35秒 |
5区 | 杉村 和香(八頭A) | 17分53秒 |
|