ぼくは、給食が大好きです。その理由は、おいしいし栄養があるからです。それに家で食べたことのない味に出会えるからです。
ある日お母さんが、「給食があるってあたりまえじゃないんだって、しっとった?」と言って新聞を見せてくれました。
青森県の佐井村の小中学校では、給食センターがなくて、子どもは毎日弁当を持って行くそうです。
ぼくは、お母さんのお弁当を毎日食べれていいなと思いました。でも給食も大好きなので食べたいです。
お母さんは、毎日高校生の兄のお弁当を作っているので、毎日のメニューや食費などこの村のお母さんたちの大変さが分かると言っていました。
この村では、昨年から週1回のスクールランチが始まり、給食をみんなで食べているそうです。村の大人の人が同じ釜の飯を食べることが、心の栄養につながればという思いで始めたということに、ぼくはあたたかい気もちになりました。
ぼくたちにとって給食当番をしたり、みんなで同じ物を食べることなどは、いつもふつうにしていることです。でもこの村の子どもたちにとっては初めての事で、記事の写真やインタビューの内容から、とてもうれしそうな様子でした。大人の人たちの気もちがとどいてよかったと思いました。
ぼくは、保育園の時から給食を食べています。ずっと給食はふつうにある物だと思っていました。でもこの記事を読んで、あたりまえではなくて、だれかがぼくたちのために考えて作ってくれている物なんだと思うと、うれしくてありがとうと言いたくなりました。今よりもっと給食を大事に食べたいです。それにこれからも友達とみんなでおいしく楽しく食べたいです。
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| 北尾祥理さん |
《コメント》
受賞の知らせを聞いた時はびっくりしたけど、とてもうれしかったです。記事とコンクールを紹介してくれたお母さんに伝えると「すごい!やったね!」と言って、一緒に喜んでくれました。給食のおかげで、苦手だったラッキョウが少しずつ食べられるようになりました。ほんのり甘くてしっとりとした大山小麦のコッペパンがお気に入りです。友達と趣味の話などをしながら食べる給食はもっとおいしく感じます。
給食のありがたさを学べたようで本当に良かったです。給食にいろんな人の思いが込められていることを読み取れた想像力が素晴らしいです。鳥取にはおいしい食材がたくさんありますし、給食は楽しみですね。新聞は役に立つ情報がいっぱい載っていますので、また読んだ記事を家で話題にしてみてください。