私は今回この記事を読んで、恒久平和の意識が被爆地以外の地域にも広がっていることの素晴らしさを感じました。そう思ったのは私自身が、被爆地と比べて鳥取県では、平和教育が少なく、恒久平和の意識の低さを感じていたからです。
私は小学5年生まで広島県に住んでいて、小さい頃から日常的に、戦争・原子爆弾についての学習や平和教育を受けてきました。そのおかげで、原爆についてのよりリアルな学習をすることができ、平和への意識が高まったと思います。しかし、小学生のときに鳥取県に引っ越してきたとき、広島県との大きな違いを感じました。広島県では、毎年8月6日は登校日で、学校全体で平和記念式典を見るなどしたあと、平和学習を行います。また、学校ではもちろん、家庭でも8月9日や8月15日は黙とうを行います、しかし、鳥取県では、平和学習というものがそもそもほとんどありません。
被爆地の学校で平和学習が行われるのは当然のことだと思います。それゆえに、被爆地の子どもたちは戦争についての知識を身につけることができ、平和への意識をより持つことができます。しかし、恒久平和への意識は全国民が持つべきだと思います、日本に生まれた国民として恒久平和の意識は持つべきなのに、地域によって受けられる学習が違い、人によって意識に差が生まれるのは、とてももったいないことだと思います。そのため、私は日本全国で平和学習が推進され、より多くの子どもたちが戦争の辛さや恐ろしさについて知り、平和について考える機会が増えればいいな、と思っていました。
そんなときにこの記事を読んで、被爆地ではない兵庫県で、アオギリの植え付けが行われたことはとても素晴らしいことだと思いました。私が通っていた小学校でもアオギリが植えられていて、そのアオギリやアオギリの歌を通して楽しく前向きな気持ちで平和学習に臨むことができました。今回アオギリの植え付けが行われたことにより、夢が丘中学校でも平和学習の機会が増えるのではないかと考えました。全国に平和学習が普及することは、日本全体にとってとても良いことだと思います。これをきっかけに少しずつでも平和学習が普及していけば、日本全体でもっと恒久平和への意識が高まっていくと思いました。
ただ平和を願うのではなく、きちんとした学習をして自分が心から平和を願えるようになれば、世界はどんどん平和になっていくだろうになと思います。いつかそんな未来が来るといいなと思いました。
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