ぼくがこの記事を選んだ理由は、ぼくが「古米」に対してあまり良いイメージを持っていなかったためどうやっておいしくするのか気になったからだ。
正直なところ、僕は「古米」という言葉をニュースや新聞などで聞いてはいたが、古米というのがどういうお米を指すのか詳しくは知らなかった。そのため、字の通り「古い米」であり、水分が抜けてパサパサしてあまりおいしくないというイメージをもっていた。この記事によると、収穫から1年以上たったものは古米と呼ばれるそうだ。
これに関しては僕は、5年くらい保管していたものが古米だと思っていたため、思っていたよりも古米は新しいものだとわかり、間違った認識をもっていたことに気がついた。
だが、世間では「古米はおいしくない」と言われているため、本当においしく食べることができるのかは半信半疑のままだった。
そんな時、僕の祖父母が古米を購入して食べたという話をきいたので、聞いてみることにした。
まず祖父に聞いたところ、「古米の味は、少しあっさりしていてものたりない感じがするが食感などは変わらない」と言っていた。
次に祖母に聞くと、「米のうまみが少なく、パサパサしていてもちもち感が少ない。ただ、米の吸水時間を長くしたり、はちみつを加えて炊くなどの工夫を聞いて試してみたところ、パサパサした感じが減っておいしく食べることができた」と言っていた。
また、僕も祖母が工夫して炊いた古米で作った赤飯を実際に食べてみたところ、たしかにいつもの祖母の赤飯と比べるともちもち感が少ないような気はしたが、味はおいしく、古米で作ったと言われなければ気づかなかったと思う。
これらを通して、古米は新米には及ばないが、工夫次第ではおいしく食べれると知ることができ、「古米はおいしくない」というのは僕の偏見だったとわかった。
しかし、世間では古米に対する味や保存環境に対する不安の声がある。
インターネットで古米について調べてみると、以前の僕と同じように「古米を食べたことはないが、おいしくないという話をきくので不安で古米を食べれない」という意見をみかけた。こういう人には実際に古米を食べてみてほしい。コンビニの古米を使ったおにぎりや飲食店での古米を使ったランチのとりくみは気軽に古米を味わうことができるチャンスだ。
「工夫を凝らしておいしく食べる」ことが広がっていくことで古米へのマイナスイメージを減らしていけるのではないかと思う。そして、古米であっても工夫次第でおいしく食べることができる日本のお米はすばらしく、ますます米農家の方に感謝したいと思う。
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