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受賞作品 感想文部門
ことばってふしぎだな
上別府ゆめさん
鳥取市立美保小学校2年
「あいうえおのせきがえ」(くもん出版) |
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だい名を読んで、だれがせきがえをするのかなと思ったよ。でも、読んでいくうちに文字たちはいつも同じ場所にいるのがたいくつになってきて、せきがえがしたくなったと分かったよ。わたしと同じだね。だから文字たちがせきがえをする時、どんなじゅんばんになるのかなと思ったよ。すると文字たちはゆずりあったり、あっちに行ったりこっちに行ったりして、色々な言葉を次々と作ってせきがえをしていたから、おもしろそうだなと思ったよ。でも、とちゅうに前と同じ場所になったことが気に入らなくて、けんかがおきたから、どうなるかと思ったよ。「とう」と、「くろ」が「ふ」のとり合いになって「とうふ」と「くろ」になったけれど「ふ」はとり合いをされてこまっていたから、せきがえはきちんとできなかったみたいだね。こんどせきがえをする時は、わたしもいっしょに考えてみたいな。でも、同じ文字は一回しかつかえないし、文字を一つでもあまらせてはいけないから文字のせきがえって大へんだな。昔は「いろは歌」といってぜんぶのひらがなを一回ずつつかって文章にしていたと教えてもらったよ。けふを今日と読んだり、今ではつかわれない文字もあったりするけど、昔の人はよく考えて作っていたんだね。だから、わたしも文字たちがよろこんでくれそうなせきがえを考えてみたよ。あさ、よなか、いす、つくえ、こめ、へや、は、ひ、ほうき、おと、ふね、れもん、しろ、たまをける、わに、て、そら、ゆ、みせ、ち、ぬの、むり。たくさんの言ばができたよ。同じ文字をつかってはいけないので大へんだったけれど、またちょうせんしてみたいな。国語の勉強や読書をがんばって、またちがったせきがえを考えてみたいな。
いろは歌や百人一首を読んでいると、昔と今の言ばがちがっているのがわかるよ。だから、未来の文字や文字のひょうはかわっていくのかもしれないね。言ばって、ふしぎだな。
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