− 戦 評−
2015/10/05
「第35回日本海駅伝」は4日、倉吉市営陸上競技場を発着点とする7区間42・195キロで行われ、倉敷A(岡山)が2時間6分55秒で初優勝を飾った。
1区25位発進の倉敷Aは2区中谷、3区前田、4区畝の力走で一気に先頭に。いったん順位を落としたが、6区で再び首位に立って逃げ切った。
初出場の九州学院(熊本)はアンカー上田が区間賞の走りを見せ2位。西京A(山口)が堅実なレース運びで3位に入った。昨年優勝の世羅(広島)はAチームが6位、Bチームが11位に終わった。
鳥取県内高校の部は鳥取城北が最終区間で昨年の覇者の米子松蔭をかわして初優勝を飾った。
倉敷 主力抜きで栄冠
−高校総合−
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高校総合 倉敷Aは3区区間賞の前田(左)が3位でたすきをつなぐと、4区畝も区間3位の走りで首位に浮上 |
【評】倉敷Aが中盤で遅れを取り戻し、後半の競り合いを制した。
1区で25位と出遅れた倉敷Aは2区中谷が区間2位、3区前田が区間賞の快走で3位に浮上。4区畝が後半4キロすぎの下り坂から仕掛けて首位に躍り出た。5区で順位を下げたが、6区ニジオカが再びトップに立つと、アンカー小賀は30秒余りの貯金を生かし、粘り切った。
2位の九州学院は1区14位から徐々に順位を上げると、5区の田上で、トップ争いに参加。アンカー上田も区間賞の走りで5秒差まで追い上げた。3位西京Aは2区雲井、3区花田が区間3位の力走。終盤の競り合いで、わずかに及ばなかった。
西脇工Aは2区でトップに立ったが、後半がブレーキになり7位。1区首位の洛南は9位に終わった。
高校総合区間賞 |
1区 | 阪口 竜平(洛 南) | 29分44秒 |
2区 | 池田 親(西脇工A) | 8分32秒 |
3区 | 前田 舜平(倉敷A) | 24分7秒 |
4区 | 中島 大就(世羅A) | 24分7秒 |
5区 | 赤沢 健太(西脇工A) | 8分39秒 |
6区 | ジョエル ムァゥラ(倉敷B) | 14分5秒 |
7区 | 上田 結也(九州学院) | 15分15秒 |
鳥取城北ラスト逆転 米子松蔭2位、八頭3位
−県内高校−
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県内高校 鳥取城北の3区主将の岩村(左)が4区の大森にたすきをつなぐ |
【評】鳥取城北は、アンカー徳田が前を行く米子松蔭を抜き去り逆転で初優勝を飾った。
鳥取城北は1区臼井が2位スタート。区間トップの走りをみせた2区の大村、5区の西原らが追い上げ、アンカーの徳田が11秒の差を逆転してそのままゴール、初優勝を手にした。
米子松蔭は本田から永井までの6区間トップを維持したが、最終7区で逆転を許した。
3位の八頭Aは1区の杉村から7人がよくつないだが、上位2校に追いつくことはできなかった。
鳥取県内高校区間賞 |
1区 | 本田 圭吾(米子松蔭) | 31分11秒 |
2区 | 大村 拓也(鳥取城北) | 9分11秒 |
3区 | 山下 智也(米子松蔭) | 25分18秒 |
4区 | 坂根 拓也(米子松蔭) | 25分45秒 |
5区 | 西原 大貴(鳥取城北) | 9分8秒 |
6区 | 永井 勇輝(米子松蔭) | 16分1秒 |
7区 | 徳田 大祐(鳥取城北) | 16分2秒 |
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