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受賞作品 感想文部門
身近なかみさま
野 裕介さん
米子市立義方小学校3年
「いえのなかのかみさま」(光村教育図書)
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「あっ!」
ともきが古いなんどで、なにかが箱の中に入っておどろく場面を読んで、ぼくも息をのみました。こわい話かと思いドキドキしましたが、さい後まで読んでみたら、かみさまとおどったりする楽しいお話だったので安心しました。
このお話は、東京に住んでいるともきが、いなかの親せきの家に行って神様に出会うふしぎなお話です。ともきはぼくと同じでさいしょはドキドキしていたけれど、さい後にはかみさまとなかよくなって、東京の家にもかみさまを見つける事が出来ました。
お話を読んでいたら、「やおよろずのかみ」といって、かみさまは台所にもトイレにもどこにでもいて、かみさまは一人ではないということが書いてありました。ぼくは、かみさまは神社にしかいないと思っていたので、すごいびっくりしました。ぼくの家にもいっぱいかみさまがいるといると思うとすごく安心するし、かみさまにいつも見られていると思うと、毎日ちゃんとしないといけないという気持ちになります。げんかんのくつをきちんとそろえたり、物を足でけったりしないでちゃんと大切にあつかったら、かみさまにほめられる気がしました。
また、お話の中でつぐみが、「つくもがみといって、古くなった物にはたましいがやどるんだよ」と言っていた場面がありました。今のぼくには古くから持っている物はないけれど、去年のクリスマスに買ったリュックサックの事を思い出しました。ダンスに行く時、くつやノートを持っていくためのリュックです。
ぼくは五才のころからダンスを習っています。どんなにきびしいしどうを受けてもあきらめずに楽しんでがんばれるので、ぼくにとってダンスはとくべつなものです。目ひょうは有名なダンサーになることなので、これからダンスをつづけていく時このリュックもずっと大事に持ち歩いて、ぼくのせい長をそばで見守ってくれるかみさまにいつかなってくれたらいいなと思いました。
やおよろずのかみやつくもがみは、日本どくどくの考え方だとお母さんに聞きました。ぼくはその考え方はいいなと思いました。いつも大人から感しゃの気持ちが大事と言われても、す直にできないけれど、色々な物にかみさまが宿ると思うとなぜか自ぜんにかんしゃしたい気持ちになるからです。今日もおいしいごはんを食べられる事、元気に遊べる事、夜にはあたたかいふとんでねむれる事など、いつもは当たり前だと思ってしまう事に感しゃしたくなりました。
ぼくもともきみたいにいつかかみさまに会ってみたいです。もし会えたら、いつも温かく見守ってくれてありがとうございますと言いたいです。そしてダンスがとくいなので、「まんじゅう食ったまんじゅう食ったよーいよい」といっしょにおどりたいをと思いました。
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