− 戦 評−
2014/10/06
「第34回日本海駅伝競走大会」は5日、倉吉市営陸上競技場を発着点とする7区間42・195キロで行われ、高校総合は世羅A(広島)が2時間6分26秒で3年ぶり3度目の優勝を飾った。
1区15位発進の世羅Aはじわりと上位に迫り、4区中島が区間1位の走りで先頭へ。いったん2位に退いたものの6区からは再び首位に立った。アンカー福本が快走した西京A(山口)が2位、粘り強さを見せた西脇工A(兵庫)が3位で続いた。
昨年王者の豊川工(愛知)は14位だった。
鳥取県内高校の部は米子松蔭が1区から独走し、2時間9分42秒で2年ぶり6度目の頂点に立った。昨年1位の鳥取育英Aは5分以上の差をつけられて2位だった。
世羅底力 終盤に逆転
−高校総合−
|
高校総合 世羅Aは3区植村(右)から6位でたすきを受けた4区中島が区間賞の走りで首位へ浮上 |
【評】世羅Aが中盤から底力。6区で逆転し首位を守った。
世羅Aは1区井上が先頭集団につき、8キロすぎに遅れたものの1位と29秒差の15位でリレー。3区植村が5位に上げ、4区中島が鹿児島実、愛知Aなどをとらえて先頭へ。5区で2位に下がったが、6区山口が再び首位に立ち、アンカー長嶺が逃げ切った。
2位の西京Aは7位でたすきを受けたアンカー福本が一気に5人抜き。2区中村とともに区間賞の走りで世羅に34秒差に迫った。
43位スタートの西脇工Aも終盤に粘った。徐々に順位を上げ、5区区間1位の上村らの追い上げで3位。日体荏原は6区鈴木の力走で2位だったが、最後は4位。1区トップの浜松日体が6位のほか、序盤上位だった大牟田A、愛知Aなどは終盤に失速した。
高校総合区間賞 |
1区 | 太田 智樹(浜松日体) | 29分24秒 |
2区 | 中村 駆(西京A) | 8分25秒 |
3区 | 有馬 圭祐(大牟田A) | 24分22秒 |
4区 | 中島 大就(世羅A) | 24分22秒 |
5区 | 上村 亮太(西脇工A) | 8分40秒 |
6区 | ジョエル・ムァゥラ(倉敷B) | 14分21秒 |
7区 | 福本 真大(西京A) | 14分48秒 |
米子松蔭が圧勝 鳥取育英粘り2位、八頭3位
−県内高校−
|
県内高校 米子松蔭の1区江田(右)がトップに立ち、2区本田にたすきリレー |
【評】6区間で区間賞を奪った米子松蔭が、2位以下に大差をつけて圧勝した。
米子松蔭は1区江田が首位で飛び出すと、総合でも区間7位と好走した3区東島をはじめ、5区まで全て区間賞。6区で大森(鳥取城北)に区間賞を奪われたが、アンカー山下も区間トップの危なげない走りで首位を独走した。
2区まで米子松蔭を追った鳥取育英Aは中盤で4位に後退したが、アンカー前嶋の力走で2位でゴール。八頭Aもアンカー三ツ星が鳥取城北をかわして3位を守った。
鳥取県内高校区間賞 |
1区 | 江田 悠真(米子松蔭) | 30分31秒 |
2区 | 本田 圭吾(米子松蔭) | 8分55秒 |
3区 | 東島 清純(米子松蔭) | 24分33秒 |
4区 | 浜川 駿(米子松蔭) | 25分20秒 |
5区 | 金尾 翔平(米子松蔭) | 8分56秒 |
6区 | 大森 太楽(鳥取城北) | 15分44秒 |
7区 | 山下 智也(米子松蔭) | 15分25秒 |
|