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戦評
− 戦 評 −
2011/10/03
「南部忠平杯第26回くらよし女子駅伝」は2日、倉吉市営陸上競技場を発着点とする5区間21・0975キロのコースで89チームが出場して行われ、高校総合の部は立命館宇治が1時間9分16秒で4年ぶり9度目の優勝を果たした。
立命館宇治は2位でたすきを受け取ったアンカー菅野が、豊川Aの追い上げをかわしてゴールに飛び込んだ。2位の豊川Aは1区安藤の区間新の力走などで3区までリードを保ったが、5区への中継ミスで3位に転落。アンカー・ムルギが区間新の走りで猛追したが及ばなかった。4区でトップに立った興譲館は3位、4位には諫早が入った。
鳥取県内高校の部は鳥取育英Aが全区間区間賞で圧勝し、10連覇を果たした。
一般の部は、1区後藤、4区花城が区間新の力走をみせた大院大が2連覇した。
立命館宇治が底力
− 高校総合 −
高校総合 立命館宇治 4区岩井(左)が5区菅野にたすきをつなぐ
【評】区間ごとに順位を上げた立命館宇治が、最終の5区でトップに立ち、4年ぶりの優勝を飾った。
1区で7位だった立命館宇治だが、2区池内、3区広田が徐々に順位を上げ、3位で4区岩井につないだ。岩井は順位をさらに一つ上げてアンカー菅野にリレー。菅野は、先行する興譲館Bとの13秒差を縮めると4キロ付近で抜き去り、トップでゴールした。
豊川Aは1区安藤が競り勝ってトップに立ち、4区まで1位をキープしたが、4区走者が中継点前でコースを間違えて3位に後退。アンカーのムルギが区間新の走りで激しく追い上げたが、及ばなかった。
興譲館Bは序盤から豊川Aと先頭争いを展開。4区藤井がトップに躍り出たが、リードを生かせず3位に終わった。
高校総合区間賞
1区
安藤 友香(豊川A)
18分56秒
=区間新
2区
S・ワイリム(世羅)
12分55秒
3区
黒川沙莉愛(豊川A)
10分0秒
4区
松本 彩花(大阪薫英女)
9分52秒
5区
W・ムルギ(豊川A)
15分58秒
=区間新
鳥取育英独走10連覇 2位は鳥取育英B 鳥取城北が3位
− 県内高校 −
県内高校 綾部の久馬萌(中央)をマークして力走する鳥取育英Aの5区藤田(左)
【評】鳥取育英Aが全区間、区間賞リレーでつなぎ、2位の鳥取育英Bを6分以上引き離して10連覇を飾った。総合でも15位と健闘した。
1区盛山が鳥取育英Bを1分以上引き離して総合20位の好スタートを切ると、2区岡本、3区浜本、4区谷が粘り強くつないで首位を独走。アンカー藤田が総合で区間7位の力走だった。
鳥取育英Bは1区福本から終始2位の位置をキープ。先行する鳥取育英Aを追ったが、じりじりと差を広げられた。3位の鳥取城北Aはアンカー花房が区間2位の走りで追い上げたが、逆転には至らなかった。
県内高校区間賞
1区
盛山 鈴奈(鳥取育英A)
20分7秒
2区
岡本 桃香(鳥取育英A)
14分4秒
3区
浜本 巴奈(鳥取育英A)
11分0秒
4区
谷 みさき(鳥取育英A)
10分45秒
5区
藤田 理恵(鳥取育英A)
16分46秒
大院大、圧巻の2連覇
− 一 般 −
一般 大院大は3区弘田(左)から4区花城へたすきリレー
【評】大院大が実力差を見せ付けて2連覇を達成。前回の優勝タイムを20秒余り下回ったものの、2位以下に8分半近い大差をつけた。
1区後藤が20分24秒の区間新で好発進し、4区花城も区間記録を塗り替えるなど2区以降も後続との差を着々と広げた。昨年に続いて区間賞を独占した。
2位の星翔高校ク、3位の香川RC遊は大院大の背中が見える位置で走ることはできなかったが、最後まで粘り強くたすきをつないだ。
一般区間賞
1区
後藤みのり(大阪学院大)
20分24秒
=区間新
2区
加来 華奈(大阪学院大)
14分42秒
3区
引田 歩(大阪学院大)
11分10秒
4区
花城美香子(大阪学院大)
10分32秒
=区間新
5区
大西 真以(大阪学院大)
17分51秒
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