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受賞作品 感想文部門
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クロマツがおしえてくれたこと
岩垣 京之介
鳥取市立醇風小学校3年
「日本の風景 松」 理論社 |
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一年と二年の夏休みの自由研究で、ぼくの家の庭とじゅん風小学校のまわりにある植物の葉っぱ調べをしました。
学校には二十五メートルい上に成長するドイツトウヒとヒマラヤスギ、生け垣にするカイズカイブキ、そして、松ぼっくりが出来るクロマツの四種類がありました。
ぼくの家には、四メートルぐらいの大きさのクロマツが中庭にあります。
どうして、ぼくの家には、あんな大きなクロマツが植えてあるのかずっとぎ問に思っていました。
なくなったおじいちゃんも大切にしていました。かれそうになった時は、ひ料をやったり、夏には毎日水やりをしていたそうです。
今でも、一年に二回、植木屋さんが来て、枝のせんていをしています。本当に大事にされています。でも、どうして、こんなに大事にされているのだろうと思いました。
本を読んでみると、松は家を守ってくれたり、家族のけんこうや幸せをねがって植えられたということがわかりました。だから、おじいちゃんは、クロマツをあんなに大事にしていたのかということがよく分かりました。
もう一つ、ぎ問似思っていることがあります。それは、ぼくの家のクロマツにはなぜ松ぼっくりができないのかということです。
ぼくがもっと小さい時に、おじいちゃんによく連れていってもらった久松公園には、松ぼっくりがたくさん落ちていました。
おばあちゃんにしつ問してみると、
「それは、がい虫から松を守るために、えだのせんていをするから実が出来ないのだよ。」
と教えてもらいました。
クロマツは、学校の遠足で行く鳥取さきゅうにも植えられています。しお風やすなをふせき人々のくらしを守るために、ぼう風林として植えられています。
大きな松林が出来るまで、人々のくろうによって何十年もかかってできたものだということを、この本から教えてもらいました。
海と松林とさきゅうのそう大なけ色を、初めて見たとき、ぼくは絵を見ているみたいだと思いました。
ぼくの家のクロマツは、五十年い上、雨や風や雪にたえて岩垣家とともに生き続けています。
部屋のまどから、きせつごとにちがうしゅるいの鳥たちがなんてんの赤い実を食べにやってきて、松のえだにとまるのを見るのがぼくは大好きです。
松はぼくの家を守ってくれています。十年、二十年先も松が生き続けるように、大事に見守っていきたいと思いました。
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