受賞作品 感想文部門


  入選
虫のうんちが土になる

冨田 涼花
米子市立箕蚊屋小学校2年


「おちばのしたをのぞいてみたら…」 ポプラ社


 「あっ、やっぱりいたあ。」

「おちばのしたをのぞいてみたら・・・」という本を読んだとき、おちばの下にだんご虫がいるしゃしんを見ました。わたしは、夏にたくさんだんご虫をつかまえていたのに、冬のようすを知りませんでした。それで、生活科の冬見つけで、校ていをたんけんしているとき、大きな石の下をはぐってみました。すると、たくさんのだんご虫が、まるまってかたまっていました。少しちいさいだんご虫でした。もしかしたら、赤ちゃんかもしれないと思いました。わたしがよく見ていたのは、大きなだんご虫だったので、とってもかわいいと思いました。こうして、冬のさむさをよけて、春が来るのをまっていいるんだなとわかりました。

 おちばの下には、本当にたくさんのしゅるいの虫がいることがわかり、びっくりしました。今まで、おちばがかたまっていても、上からふんで、

「カサカサ。」

という音を聞いたり、おふとんのようにふんわりするので、じゃんぷしたりするだけでした。下に生きものがいるなんて、考えたことがありませんでした。

 この本を読んで、いろいろな虫がいることがわかりましたが、ミミズがたくさんのアリにたべられているしゃしんは、ちょっとかわいそうだし、ちょっと気持ちがわるかったです。でも、そうやっていきているとかいてあったので、虫もいろいろなえいようをとっているんだなあとわかりました。わたしは、今まで虫のうんちを見たことがありませんでした。虫のしゅるいで、うんちの色や形がちがうこともわかりました。前に、先生から、

「ミミズがいると、いい土になるんだよ。」

と教えてもらったことを思い出しました。

 おちばと、虫のうんちが土となかよしになると木がそだち、おちばの下に虫が生まれることがつづいていくんだなあとわかりました。


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