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受賞作品 感想文部門
「『ぺちゃんこスタンレー』を読んで」
有岡 みりあさん
鳥取市立城北小学校3年
『ぺちゃんこスタンレー』(あすなろ書房)
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とても面白い題名だと思い、気になったので読みました。題名が「ぺちゃんこスタンレー」だったので、全部がぺちゃんこの物語だと思って読みました。読んでみると、とてもびっくりするないようでした。
この物語は、朝起きたら、けいじ板の下じきになり、しん長122センチメートル、横はば30センチメートル、あつさ1・3センチメートルになってしまうスタンレーの話です。家族は、それを見てもおどろきません。スタンレーが、手紙になって旅をしたり、たこになって空をとんだりします。また、絵になってどろぼうをつかまえてえいゆうになる場面もありました。そんなスタンレーのことを弟のアーサーはうらやましいと思っていました。
ぺちゃんこになったことで、見た目がちがうスタンレーは、みんなから遊んでもらえませんでした。それを見たアーサーは、スタンレーの口に空気入れで空気を入れて、元にもどして助けました。
ぺちゃんこだといろいろべんりなことがあると思いました。反対に、見た目がちがうだけでいじめられることもあるのだと知りました。
物語の中でお母さんが言った、「見た目がちがっていても、それはちっともおかしいことじゃない。」や、「人はそれぞれちがって、しんじている神様のちがいやはだの色のちがいでなか間はずれにすることは、はずかしいことだ。」という言葉が心にのこりました。
わたしの家族は、日本とフィリピンにいます。日本の人とフィリピンの人は、言葉もしんじている神様も、体のはだの色もちがいます。でも、わたしは気にしたことがありません。
この本を読んで、わたしが当たり前だと思っていることは、他の人にとっては当たり前ではないと知りました。当たり前は、人それぞれちがって、つたえたいことを言葉にすることの大切さを教えられました。
スタンレーの家族は兄弟が力を合わせるところがとてもすてきでかっこいいです。また、お父さんやお母さんがいっしょに考えているところが温かい家族だと思いました。わたしには、兄と弟が二人います。スタンレーの家族みたいに、こまったことがあったら、兄と弟が助けてくれます。お父さんとお母さんもわたしの相談を聞いていっしょに考えてくれます。
この本を読み終わって、家族の温かいつながりの中で生きている幸せを当たり前と思わないで、いつも感しゃの気持ちをわすれないようにしたいと思いました。また、いろいろな問題があっても、あきらめずに立ち向かっていきたいと思いました。そして、家族の大切さも教えられました。
わたしは、見た目やへん見で決めつけないで、こまっている人を助けることができるようになりたいです。
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