受賞作品 感想文部門


  優秀賞 新日本海新聞社社長賞
鳥取市立遷喬小学校1年
齋藤 萌香

わたしのまほう
(「まほうのマフラー」=ポプラ社)
 



 わたしは、とむくんはみどりのマフラーがとんでいってしまったので、こまっていないかなあとしんぱいしています。

 とむくんは、みどりのマフラーのおかげでいろんなことができるようになったからです。大きないぬもこわくなくなりました。はしるのがはやくなりました。よしはるくんにも大きなこえがだせました。よる、ひとりでもこうえんにいけました。スーパーにかいものにもいけました。

 わたしは、とむくんがみどりのマフラーをまくと、大すきだったとうさんが、とむくんのそばにいっしょにいてくれて、「がんばれ、とむくん」とおうえんしてくれたんだとおもいます。そのおうえんのおかげで、とむくんはゆうきがでたんだとおもいます。

 わたしにも、ゆうきやげんきのでるまほうがあります。それは、おとうさんとおかあさんにだっこしてもらうことです。うんどうかいの日とじきゅうそう大かいの日、わたしはおとうさんにだっこしてもらってから学校にいきました。おとうさんは、「よっ」といって、わたしをだっこしてぎゅっとしてくれました。おとうさんにだっこされると、あったかくなってがんばってはしろうと、にくにくパワーがでてきました。おかあさんには、おねえちゃんとけんかしておとうさんにおこられたとき、だっこしてもらいます。おかあさんにだっこしてもらうと、すっきりしてなみだもとまってしまいます。まほうみたいです。

 とむくんは、みどりのマフラーがなくなっても、げんきでゆうきのある子になりました。ほんとうにつよい子になったんだとおもいます。でも、わたしはまだまだこのまほうがいります。

 わたしが、とむくんみたいにまほうがいらなくなるのは、いつかなあとおもいます。


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受賞作品
感想文部門
最優秀賞
「光と夢」
谷口 大展


優秀賞
「キツネ和尚と大フクロウ」を読んで
中川雄翔
わたしのまほう
斎藤萌香

入選
「わらいの王子様」を読んで
小川ひかり
「ハンナのかばん」を読んで
太田ちひろ
「イソップ」を読んで
橋谷泉
生き返る池|水底の棺を|読んで
上杉侑翔
絵てがみ部門
最優秀賞
「かなさんへ」
国岡由佳


優秀賞
「にじいろのはなさんへ」
田澤茉夕
大フクロウへ
田中晴菜

入選
じいじとばあばへ
野沢祐斗
池本先生へ
中村有香
お母さんへ
藤井佳穂
たくろうくんへ
吹野佑太




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